内容説明
愛とセックスの幸福とはなにか。自己愛から物への愛、倒錯の愛、仕事への愛、小さき生活への愛、究極の性愛の形まで愛のスタイルを照射した、私たちの愛のバイブル。
※本書は、小社刊の単行本『愛に関する十二章』(平成十四年十二月刊)を書名変更して文庫化したものが底本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりの
4
恋人を心から愛せるように。すべてを信じる。2018/08/05
ツギナ
3
五木さんのお話は私の精神の根幹を支えてくれる。愛について様々な見識を深めることができた。2011/09/28
エン
2
五木さんの文章は地に足がついているというか、同じ目線で問いかけてくるようで、すっと受け入れられますね。若い頃から、色々な著書を読んでますが結構助けられた記憶があります。 この本では、キリスト教的な愛だけでなく、仏教や他の国の愛、物や仕事への愛などが語られていますが、それを矯正しようというものではなく、百人いれば百人のスタイルがあるというように、色々な考え方を受け入れて自分自身のスタイルを見いだして行こうという内容です。今でも新鮮な感覚を得られるお話でした2018/12/26
Lc
2
いろんな小説や映画、舞台が手を変え品を変え表現しようとするもの。愛について。 五木寛之さんの本を読むのは初めてですが、「愛」を語る口調に押しつけがましさが無く、素直に読めました。押しつけがましくないのは、五木さんが自他の考えをはっきり分けているからだと思います。「男の自分はこう思う」と書いたら、「女はこう思うだろう」と加えたくなるのを抑えている。各章の要旨についても、「私の場合」、「私自身」ときっちり線引きしています。このように、自他を峻別し、他を尊ぶことが受け入れやすい言葉をつくっているのでしょう。2012/03/25
れい
1
五木寛之さん好みかも2023/05/03