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内容説明
混迷を極める中東に突如現れたイスラム国。捕虜の殺害や少数民族への迫害が欧米経由で厳しい批判と共に報じられているが、その過激な行動の裏にある歴史と論理は何か? また、本書はイスラムそのものに対するメディアの偏見と、第一次世界大戦時に確立された欧米による中東秩序の限界を指摘。そして、集団的自衛権の行使容認で中東に自衛隊が派遣される可能性が高まる中、日本が今後イスラム世界と衝突することなく、共存するために何が必要なのかを示す。【目次】はじめに/序章 中東で起きていること/第一章 16億人のムスリムを見方にするか、敵に回すか/第二章 まちがいだらけのイスラム報道/第三章 イスラム世界の堕落とイスラム国の衝撃/第四章 日本人にとってのイスラム/おわりに 戦争は人の心の中で生まれる/あとがき
目次
はじめに
序章 中東で起きていること
第一章 16億人のムスリムを見方にするか、敵に回すか
第二章 まちがいだらけのイスラム報道
第三章 イスラム世界の堕落とイスラム国の衝撃
第四章 日本人にとってのイスラム
おわりに 戦争は人の心の中で生まれる
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あちゃくん
41
イスラムの情勢や歴史的背景もきちんと書かれていますが、個人的にインパクトがあったのは、欧米社会のイスラムフォビア(嫌悪)の進行度合いでした。ここまで先鋭化しているのかと。移民を巡る状況なども、日本いるだけでは知り得なかったし、こういった背景があるから仏新聞社襲撃事件も起こるのかと納得しました。日本としては、この状況の中で、第四章に書かれているような世界平和に貢献できる日本独自の道を模索していきたいと思うし、欧米の状況から学んで、近隣アジアとの関係構築に活かしていければと思いました。2015/01/28
よこしま
37
この国が監視国家となり、自身がマークされてると判っている以上、必要以上にレビューを書けません。内藤さんが述べているより、欧米とISILは複雑な関係でしょう。◆ただ言えること。日本の多くの人は西洋寄りの報道のため、イスラム教やムスリム(イスラム教徒)に対して誤解をし、恐怖感を持ってるのが現状でして。トルコ国営放送局が日本の大手メディアに対して正式に“イスラム国”という呼称を止めてくださいと通達してます。ISILです。◆メディに騙されず、この国を含め世界がどう動いてるかを見極めてほしいです。2015/02/13
1.3manen
33
ISに対して、アメリカにより日本が集団的自衛権を行使すると、TPPのように首を突っ込んだために窮地に追い込まれ る未来が見えていやしないだろうか? 極めて危険。日本の首相は自衛隊を動かす経験をもっていないし、その危険 についての見通しが甘すぎる(67頁)。況や国民をや。差別はやっている側は気づかず、された側は忘れることので きないもの(142頁)。 2015/03/18
紫光日
28
内藤先生が述べていることは概ねあっています。 特に安倍政権が勧める集団的自衛権はイスラムを敵に回すと書いたことは評価。日本を含む欧米マスコミの偏向がイスラム差別を生むのも危険であることは変わりなく、極右・極左勢力が余計にイスラム差別を生みかねないのも評価する。詳しいイスラム問題はイランラジオを読めば分かるのでイスラムに無知な人にこの本を読んでほしいです。2015/02/05
showgunn
20
イスラム世界を中心にそれをめぐる世界情勢を解説した後、日本はこれからどうあるべきか、という内容で、集団的自衛権の行使は既に「時代遅れ」であり、軍事力の行使では紛争を解決できない、という結論。日本には戦争アレルギー的なものが根強くあって、感情的に反対する人が多く、自分も反対側ではありながら全面的に同意しかねるものを感じていたのだが、この著者の主張には目から鱗が落ちる思いだった。非常に説得力がある。インターネットを見てるだけではわからないことが沢山あることをまた強く感じました。2016/11/23




