角川文庫<br> 何をかいわんや

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角川文庫
何をかいわんや

  • 著者名:ナンシー関【著者】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • KADOKAWA(2015/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041986134

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内容説明

現役時代の原辰徳から半透明ゴミ袋にまで鋭く考察。不世出の消しゴム版画家にして天才コラムニストのお蔵出しコラム集。まとまった形では目に触れることのなかった、ファン必読のコラムが満載!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

55
名言の数々。人の本質を恥ずかしいほどぶっちゃけるので思わず笑ってしまう。「一生懸命な前向きさでバタバタ生きる人をはたから見た時は違和感もある。そう言う人をウザったく思う。もうちょっと普通にできないか。」という冷めた目。ナンシーさんはいつもハタから見る視点がブレないアイデンティティ。世間をすべて愛すべきくだらなさで断じてしまう。単なるエッセイから汲み取れるがすべてが人間の生活活動全般はよくよく考えると滑稽な幻想であることを知悉した人だったんだろう。2015/08/04

猫丸

10
またナンシーだ。読書メーターがあって良かった。もう、どれを読んだかわからなくなっているが、登録が無いのだから初読なんだろう。川島なお美がテレビ局の廊下で車だん吉に会ったら、どんな挨拶をするんだろう?ナンシーならずとも気になる。今頃天国で本人に直接聞いているんじゃないか。「で、実際どうだったんスか?」なんて。2018/10/02

ルンルン

6
川島なお美は心のかさぶたである。気にしまいと思っても、思えば思うほどじっと見てしまう。触ってはいけないことも、はがしてはいけないことも重々承知だが、やっぱりぺりぺりとはがさずにはおれないのだ。 あー、上手い。表現がうますぎる。 個人的には テレビ消灯時間 のシリーズの方が面白いかな。2017/05/26

こっこ

6
★★★★☆ 仏文学者の鹿島茂氏の解説が秀逸である。本文中でもナンシー氏が吐露しているが、あの(今は亡き)川島なお美嬢?に対する異常なまでの相反した感情。見たくないのに見てしまい、気にしたくないのに気にかかってしまう屈折した感性。「テレビ的なものをすべて集約していた」なお美に対する「嫌悪の中の愛」。そしてテレビ的なるものとは「臆面もない自己肯定と恥知らずの自己愛の押し付け」なのである。してみると、このようなカオスの渦中に身を置いたナンシー関の死は、ある意味必然だったような気もしてくるのである。うーん。2016/07/24

あなた

5
松本人志が唯一認めていたテレビ批評家ってのがよくわかる。いとうせいこうが名前つけたんだよね。2009/07/08

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