内容説明
第1回ダ・ヴィンチ文学賞優秀賞受賞者による恋愛小説。過去を語らないバーテンダーの正午と、彼の言葉を切実に求め続けるWEBデザイナー・陽向の恋を、なめらかな文体で描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりこんぐ
33
BL3部作ラストを読了。歳の離れたカップルが好み?裏テーマ?なのかな。真っ直ぐに愛情をぶつけてくる若い陽向と、壁を作りがちな中年バーテンダー正午。ここに、中心人物として小夜が絡んでくるのが良かった。小夜にも幸せになってほしい。【積読14】2024/02/16
はなはな
9
再読。人生は幾つになっても試行錯誤の連続で、ここでおしまいって結論は死ぬ瞬間まで出せないのかなあ、とか考えた。2014/10/27
ひなた*ぼっこ
5
沢木さん同性愛もの3作目。お酒が呑みたくなるお話。BLではあるものの、女性語りもあるので腐女子向けって訳でもない。小夜が語り部として加わることで深みは増すのだけど、逆にメイン3人の中で唯一語らない陽向の印象が薄くなってしまったのが残念。2016/07/11
coco夏ko10角
5
最初小夜の話は余計だな~、なんて思ってたけど「グリーン・アラスカ」で小夜の必要性にやっと気付いた。温泉旅館でのラブシーンはそこらへんの成年コミックよりエロいのに下品じゃなくてすごい。ラスト二行を読んだとき胸がすとんっ・とした。いい終わり方だ。2013/04/20
しば
4
陽向君の真っ直ぐさが眩しい。2015/08/09