読む管理会計 粉飾決算編 会社の「ウソの数字」

著者名：林總【著】

日経BP（2015/03発売）

• ISBN：9784822247751

内容説明

利益が出ているのに資金繰りが苦しいのはなぜか？

循環取引、在庫すり替え、架空利益――電子部品メーカーを蝕む「偽りの数字」を新米経理課長・団達也といっしょに見破りながら、経営に役立つ「会計のセンス」を身につけましょう！

『餃子屋とフレンチでは、どちらが儲かるか？』の著者が描く、ストーリー仕立ての会計入門書。



『会計課長 団達也が行く！』新装版

「経営に役立たない会計は意味がない」──。熱血会計マン、団達也が中堅電子部品メーカーに入社した。ところが会社の現場では問題が山積み。ストーリーを読み進めながら、ビジネスに役立つ実践的な知識とスキルが身につきます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[手押し戦車]

商品を売るビジネスは在庫を保有し会計上資産扱いになり数字が出る。棚卸資産はやり方によっては数字が良くなる。減耗費や知り合いの会社に売掛で売り原価に計上し時期が来たら在庫を買掛で戻し循環させたりして決算の数字を飾る事が容易にできる。赤字は目的会社に被らせ飛ばしてしまうことで連結を外し利益の額を大きく出来る。会計上の数字で在庫の資産は数字でしか見えない、実際どんな在庫なのか、半永久的に価値の落ちない在庫はない！棚卸資産は減耗費が低くても賞味期限が有るものは全て仕入れ値と処理代がかかるコストになる。

2015/03/03

[Humbaba]

たとえ学問としてどれほど知識を蓄えたとしても，現場においてそれが使えるとは限らない．学問であれば，失敗しても誰も傷つかない．しかし，実世界において失敗すれば，それは大きな被害を多くの人に与えることになる．

2010/07/06

[リル]

面白いです。餃子屋とフレンチの方が勉強になります。でも面白いです。

2010/05/11

[いこたす]

ストーリー立てた管理会計の本 経験の浅いコンサルタントとして、過去に大失敗を犯した団達也。 その失敗を繰り返さないために、恩師である宇佐美は「経験を積め」と実践的なアドバイスを送る。 シンガポール大学でＭＢＡを取得後に就職したジェピーという会社で待ち受けていたこととは… とまあ、導入部分はこんな感じで、以降、管理会計を絡めながら物語は進んでいきます 以下印象に残った点 ・工場は「製品を作る場所」ではなく「“価値”を作る場所」 ・棚卸しは２人一組で行い、１人が数量カウントもう１人が

2010/09/02

[mizu]

おもしろい。会計士目指している人にはいいかも。実際こんなドラマチックな局面はあまりないにしても。

2012/05/27