PHP新書<br> エボラvs人類終わりなき戦い - なぜ二十一世紀には感染症が大流行するのか

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PHP新書
エボラvs人類終わりなき戦い - なぜ二十一世紀には感染症が大流行するのか

  • 著者名:岡田晴恵
  • 価格 ¥730(本体¥664)
  • PHP研究所(2015/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569823621

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内容説明

2014年、突然起こったエボラ出血熱の大流行に、恐怖を感じなかった人はいないのではないか。リベリアなどアフリカ諸国で猛威を振るったエボラウイルスは、スペイン、アメリカへと先進国にも飛び火し、全世界の人々を混乱に陥れた。しかし、アフリカの一風土病にすぎなかったエボラウイルスが、なぜ海を越えるまでになったのか。そもそもエボラ出血熱とはどのような病気なのか。いま知っておくべきそうした知識が世に問われないことに、著者は不安といらだちを感じたという。エボラだけではない。デング熱から強毒型インフルエンザまで、私たちが生きる21世紀はこれまでには考えられなかったスピードで、感染症が世界に広まる特殊な時代なのだ。その理由を知るためには、私たちは感染症の歴史を学ばなければならない。そうした「感染症の世紀」に人類はどう向かい合うべきなのか。今後もとめどなく起こるだろう新しい感染症を過剰に恐れず、しかし無防備になることもなく、自分で自分の身を護る方法を4パターンのシミュレーションを通じて、本書では明らかにする。いま私たちがエボラ出血熱について、そして感染症について、絶対に知っておくべき知識を凝縮した一書が緊急発刊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

20
65エボラをふくめたウイルスが流行した際の対処法が学べました。今は人が素早く遠くに移動できるので遠い国の出来事と他人事にせず国際社会が協力してウイルスを封じ込める必要がある。2020/05/17

リキヨシオ

16
エボラウィルスといっても5種類の亜種が存在、今回アフリカで流行しているのはエボラ・ザイール株。コンゴ共和国やガボンで流行した時と同じだが、どのような経緯でアフリカ中央部の奥地からアフリカ西部の都市部に侵入したのか不明で現在爆発的流行の原因とされる。エボラはアフリカの風土病の1つで、過去20回以上流行を起こしている。野生肉を食べる習慣や埋葬時に遺体に触れる習慣など伝統的な文化事情に加えて、医療技術に知識、機関に関係者が圧倒的に足りてない。先進国では考えられない貧困事情も感染症対策が進まない原因になっている。2015/01/03

ヤギ郎

6
感染症に対して国際機関がどのように対応したか、について調べている時に見つかった一冊。この本はエボラウイルスに対して各国(日本も含め)対応したかを記している。最後は感染症に対する予防方法(手洗いやマスク)について書いている。2016/10/17

Humbaba

6
危険なものであっても、対処法がないというわけではない。むしろ、大きな力を持っているとわかっているからこそ、事前に対処が準備されている。闇雲に怖がっていても意味はなく、寧ろ混乱を大きくして対処を誤らせるだけになる。危険にムダに近づく必要はないが、闇雲に遠ざけるのも同じくらい無意味なことである。2015/03/06

starbro

5
女性の学者らしく真面目に解りやすくエボラウイルスおよびその他の感染症について解説してくれています。食物連鎖の頂点に立ち増殖し続ける人類には、地球の自浄作用でエボラを超える超ウイルスが何時襲いかかってもおかしくはない状況だと考えるのは私だけでしょうか?2015/02/08

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