新潮新書<br> 死ぬな―生きていれば何とかなる―

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新潮新書
死ぬな―生きていれば何とかなる―

  • 著者名:並木秀之【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥462(本体¥420)
  • 新潮社(2015/03発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106105876

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内容説明

生まれつきままならぬ下半身。五度のがん。側近の裏切り。様々な壁にぶつかりながらも、著者は常にハンデを強みに変えて乗り越えてきた。百社以上の破綻処理に携わり、ファンドマネジャーとなった今、半生を振り返りこう断言する。「生きてさえいれば何とかなる」と。「土下座担当」という仕事、裏社会の面々の図太さ、学歴エリートのひ弱さ……壮絶な体験から導き出された、弱者の戦略と命の意味。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

167
名前をつける必要はないと医師に言われてから2週間経ち1歳を迎え、卒業後5度のがんを経験して今も元気だという並木秀之さん。幸か不幸か生と死や体と心について考えさせられ、強い悲しみや消えたい絶望から、障害があったことで逆に導かれたと捉えられるようになる。今できる選択をただ受け入れ、生の尊さを感じていく。確かに悔しさはあったがハンデに勝る自らの強みに気づく。世間の常識やメンツ、見栄や嫉妬なんて何もない。誰もやりたがらない事を喜んでやることができる。誰しも自分の中にいるもっと素敵な自分を知ることからはじまるんだ。2020/08/29

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

28
産まれた時に医者から、この子には名前をつける必要が無い、2週間以内に死ぬと言われていた著書が60年間生きている事に驚きです。ハンディキャップに度重なる癌にも関わらず、それを乗り越えて生き続ける、正に生きる力に驚かされます。2015/01/30

黒頭巾ちゃん

24
「思い込みを捨てるというよりも逆をする」。思い込み(その仕事には見合う才能があるはず)で決めるのではなく、「好きなこと」や「今の自分をそのままを受けいる」を基準とするとしています。ただ、それが難しいなら視点を変えて「自分の強みを生かす」、「メンツにとらわれない(分からないことを聞けなくて病気になった例)」、「できる当たり前のことから始める」。自分に求められていることをすれば、他の能力がなくても何とかなる。意欲を持って働き、労働に経済的価値を見出すのではなく、誇りや存在意義を求めるべきとしていますヽ(^o^2015/01/18

スパイク

19
騎希死念慮が強くて予防したくて読んだがいまいち下を見ればきりがない死もちろん上にも無いなんとかなるなんてイいい加減なことよく言えるどうせなら死ぬの生きるのと言う恋して情死か酔いつぶれてドブにはまって 死にたいな 2017/01/20

しゅんぺい(笑)

8
こういう、だれ宛てなんだろう、みたいな本は好きです。 生まれつきの障害、五度のがんの発症。たしかに、置かれている立場はこれでもか、というほどに険しい。大変な人生の記録だと思って読むだけでも、おもしろいと思う。 このひとのそういう人生もあってか、やくざや風俗のなかにいるひとたちに対して、やさしい。なにがなんでも生きる、という「生きること」にしがみつくたくましさが大切らしい。 自分の強みだとか、自分がまわりからなにを求められているのか、をきちんと見極める、というあたりの話は、なるほどたしかに、と思った。2014/11/16

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