内容説明
東電社長の土下座。震災と「絆」キャンペーン。高まった結婚欲求……。3.11以降、「忘れる能力」が恵みとなったのも事実。それでも忘れられなかったのはどんなこと? 婚活殺人のキジカナ。褒め言葉となった「バブルって感じ~」。記憶力の塩梅に悩まされつつ綴った「週刊現代」人気連載第7弾。清水ミチコさんとの特別対談収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
55
東日本大震災後に書かれたエッセイになるようです。3.11以降のことは、忘れていることが多々ありました。その方が幸せだったのでしょうか。色々考えてしまいます。2020/11/08
izumi
24
若いころから酒井さんのエッセイを追っかけているせいか、読むと落ち着きます。 今回は特に震災後ということもあり、内容は死とか別れについてなど、静かな印象を受けましたが、冷静な洞察力は変わらず。一つ一つ納得しながら読みました。特に印象に残ったのは「勇気をもらいました?」。去年、何かパワーをもらえることを期待して、世界三大パワースポットの一つに行きましたが、特段パワーを感じなかったことを思い出しました(感じたのは旅の疲れ少々・・・。もちろん素敵な場所ではあったのですが)。 2015/02/27
まー
22
週刊誌連載をまとめたエッセイなので、今では過去となった芸能時事ネタがある意味感慨深い…。震災直後なので、関連内容もでてきます。負け犬は飽きたと自らおっしゃり、今度は孤独死と看取り婚について語る。酒井さんの年齢の変化とともに変わる語り口に、まだまだ目が離せません。2016/04/01
starbro
10
酒井順子のコラムをまともに読んだのは初めてです。週刊誌掲載時から約3年たっていますが、鮮度は失われておらず、どれも楽しめました。特に「土下座された時には」が一番興味深かったです。オマケの清水ミチコとの特別対談も面白い!2015/03/21
cithara
9
本書はタイトルからして、東日本大震災後を生きる私たちに警鐘を鳴らしている。震災直後からだいたい一年ぐらいしか経過していない時期に書かれたにも関わらず、震災当初の様子を忘れかけている我々の姿が活写されている。例えば震災直後は関東地方も節電で夜は薄暗かったのに、今はすっかり明るいとか。彼女は一人暮らしの被災者について触れている報道が家族持ちに比べてあまりにも少ないと述べている。私が考えてもみなかったことである。その他世間を賑わせたニュースとして木嶋佳苗の事件を上げているが、今だったら数多の謝罪会見だろうか?2015/02/14
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