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内容説明
「教え方を知らない教員」が8割! 鈍感教員、学ばない教員、学べない教員、コミュニケーション不全教員、理念欠如型教員――「残念な教員」を量産する学校教育現場の「失敗のしくみ」を踏まえ、過去の教育実践の蓄積と著者自身の取り組みをベースに、未熟練教員と生徒を共に成長させる方法を提示する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イケメンつんちゃ
52
林純次 この手の本を読んでいると 走馬灯の様に あんなことこんなこと 浮かんでは消え消えては浮かぶ 2冊目の読了 たいへん興味深く読まさせて頂きました なかなかねうまくは言ってはいない現況 ただ自身としては 昔よりはだいぶ良くなった または 昔よりましになったと 感じました 師曰く 教師なんてアホだバカだと言っていりゃ 蹴っても殴っても 誰にも文句も言われない チョロい仕事だとおっしゃってました 親には子の悪口 子には親の悪口 東邦瓦斯の社長には 心無いお言葉を頂きました 学校では学力が伸びない本当の理由2025/08/07
mizshnami
51
残念なことに本書で指摘されているような残念な教員は確かにいます。そしてまた、完璧な教員はいません。どの仕事でも失敗と反省を繰り返して技術や洞察力を身に付け成長していくものです。この職業はミスが子供の生き方に影響を与えてしまうことがプレッシャーなのですが、それを感じとれないのが残念なんですね。驕りがあり向上心を失った人も残念だと思います。2016/04/28
カピバラ
49
読みやすくて、わかりやすかったが非常に耳が痛い一冊でした。現場の教員をしている著者だからこそ書けた内容でしたねぇ…もし、教員として復帰する日がきたら、肝に銘じたいことがたくさんありました。謙虚に研鑽する気持ちをなくしてはいけない。授業が上手くいかないことを生徒のせいにしてはいけない。2016/04/04
やす
45
教え方を知らない教員、努力しない教員は一部には確かにいると思うが、果たして8割という根拠はどこにあるのか疑問に思った。この本を読みながら、どのような人に向けて書かれているのか考えさせられた、教職を目指している学生、力をつけようとしている若手の教員、残念な教員、管理職、保護者、生徒など読み手によって感じ方がかなりちがうのではないだろうか。読み物としては、考えさせられるところがたくさんあった。2015/09/22
きいち
45
意外にも「自分は自分の持ち場で明日から頑張ろう、よっしゃ!」という読後感。さすが、もがくことも先人から学ぶことも忘れぬ第一線のプロの言葉。◇もちろん個々の教員の残念っぷりは縷々語られるのだけれど、その個人を責めている書き方ではない。本当に問題視されているのは、学校現場の組織マネジメントのなさや育成システムの拙さ、そして予算や人員などの資源配分の小ささ…。そう、責められているのは、そんな学校でいい、予算もそれなりでいいという我々だ。◇確かな技術を広げるには、金なり手間なり、ちゃんと手配せねばならんのだから。2015/04/05