ヴィラネス ―真伝・寛永御前試合―（１）

著者名：夢枕獏【原作】/雨依新空【漫画】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063825732

内容説明

「小説現代」に連載中、夢枕獏氏『真伝・寛永御前試合』のコミカライズ!!　この漫画は、強さを求め続ける武術家たちの、命の削り合い。各地のつわものたちが江戸城に結集し、将軍の目前で果たし合いをするまでのドラマである。謎に包まれた寛永御前試合を題材に、登場する武術家全員を悪党として描く夢枕獏。さらにコミカライズの際には雨依新空の手によって、夢枕作品の外道キャラがオンナに!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[海猫]

原作小説は読んでいないのではっきりとはわからないが、キャラの行動には夢枕獏テイスト満載。時代劇向きな和風な絵柄、バイオレンス、程よい萌えがあってまずは楽しめた。次巻いってみよう。

2015/11/28

[トラシショウ。]

読み友さんの感想から。原作未読。寛永の御前試合に向けて続々と集結していくであろう悪党一歩手前の外道達が、原典とは性別を変えて大暴れするコミカライズ、らしい。強ければそれでいい、どころか最終的に勝てば良いのだ、とばかりに意表を突く、試合のセオリーを無視する、さながら板垣恵介「バキ(死刑囚編)」のごとき清々しいまでの卑怯な戦法ばかりでかなり面食らった。どうやら鉛筆描きを丹念に取捨選択したらしい、荒々しい様でいて繊細な不思議な描線は独特の魅力が感じられるが、ちょっとカラーには不向きかな(以下コメ欄に余談)。

2016/01/18

[サケ太]

今や時代は、大廻国修行時代。出世を求める剣豪たち。宮本武蔵、秋山虎之介など出てくる剣豪を女体化。しかし中身は外道、というか卑怯。迫力のアクション。夢枕獏の原作、そしてこの絵。引き込まれる。圧倒的な強さを誇る秋山虎之介も怯える梵天山の化物とは。

2015/11/16

[G]

まさに野獣！ しかも剣豪全員女体化！ 夢枕獏「真伝・寛永御前試合」のコミカライズ作品。 本巻は秋山虎之介との出会いが描かれている。 原作未読ながらも夢枕獏テイスト満載。宮本弁之助（後の武蔵）なんか「大帝の剣」に出て来る武蔵のまんま。 ものすごく卑怯で強いってのは個人的に燃える設定だ。 梵天山に住む化け物とは？ 美麗な剣豪たちが暴れ回る大バイオレンス！ 今後の展開が楽しみだ！

2015/12/03

[メノウ]

☆☆☆　2巻まで読了　あえて女性化する意義が？あとタレ目系が多いですね

2015/10/04