内容説明
警視庁には、警察組織が扱いにくい事件を捜査する影の特殊工作チームが存在する。警務部人事二課の環敬吾が指令を送るのは、私立探偵・原田征一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄、プロフェッショナルなメンバー3人である。若者の連続失踪事件。その背後にあるものを探るべく、チームは動き出す。最後のページまで興奮がとまらない、大人気「症候群シリーズ」新装版・三月連続刊行、第一弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
170
#症候群3部作の1発目。#勧善懲悪必殺仕事人的(!?)。#今回は原田の物語。#どんなことでも家族にはオープンにした方が良いかも。#住民票の手続きがぬるすぎる!#宮部みゆきさんの『火車』を思い出す。#2発目も勿論読む(積読済み)。2019/09/01
イアン
142
★★★★★★☆☆☆☆2017年にドラマ化された貫井徳郎の症候群シリーズ第1弾。警視庁警務部で閑職に甘んじる環に課せられた刑事部長からの極秘任務。それは不可解なほど増え続ける若者の失踪に関する真相究明だった――。元刑事の私立探偵・原田や托鉢僧・武藤らと共に失踪者の行方を追う中で、次々と判明する驚くべき事実。そこに一定のリアリティはあるものの、冒頭で予感させるスケールの大きさからするとやや小さくまとまり過ぎてしまった感は否めない。謎に包まれたままの環や武藤、倉持の素性は明らかとなるのか。次作以降に期待したい。2025/01/19
キムトモ
140
〜初見作家サン読んでみよう月間〜今作は三部作の第一幕なんだと思って完走。唸るほどの面白さが無かったなぁ〜〜が感想🤔いろいろトリッキーな展開が用意されてはいるのだけど…まだ主要キャラに感情移入出来ていないせいか…面白さ半減⁉️症候群シリーズこの後盛り上がる↗︎のか〜〜(ノ-_-)ノ~┻━┻ってことで誘拐症候群へ2020/06/03
nobby
111
三部作の第一弾。波風立てず失踪する若者達、はたして自ら望んでなのか、事件なのか。それに対峙する特命捜査班の個性豊かな4人組が暗躍する。実質的にはメンバー原田の視点や背景を中心に描かれ、読みやすいけど少し物足りなくも感じる。最も謎の多いリーダー環をはじめ、他の2人については続編に期待♪失踪の真相は実際ありそうだし、その黒幕や結末も案外近場で落ち着く…約20年前の作品ながら、その社会問題を取り上げているのはさすがの貫井さん!2016/04/20
ハッシー
106
★★★☆☆ 警視庁の特殊工作チームの活躍を描いた症候群シリーズの第1弾。貫井徳郎はこのシリーズの第2弾、誘拐症候群で初めて読み、好きになった作家。シリーズ最後の殺人症候群も傑作で、著者の本のなかで一番好きな作品。2→3→1と順序が逆になってしまったが、1作目をようやく読了。名前と本人を正確に結び付けられない日本の身分証明制度の盲点を突いた、戸籍入れ替えのトリックは面白いが、後半は失踪とはあまり関係ない話になってしまい、物語の軸がぶれてしまった印象。残りの2冊が素晴らしいだけに残念。2019/01/03
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