内容説明
クリスマスイブの夜、オープンを控えた地上62階の高層ホテルのセレモニー中に、ホテルの総支配人が転落死した。鍵のかかった部屋からの転落死事件の捜査が進むが、最有力の容疑者も殺されてしまい!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
38
森村センセお得意のホテルもの。冒頭、決して結ばれることのない男女の密会シーンが描かれる。彼らは、後に登場するいくつかの男女カップルのうちのどれなのか?3つの殺人事件とどう関係するのか??「超高層ホテル殺人事件」というタイトルやけど、実際にホテルで起こったのは1件のみ。ただ、あとの2件の被害者は、ホテル経営をも手掛けるライバル同士である、2大経営グループの関係者。競争、政略結婚、仕返し、裏切り等さまざまな要素が絡んだ複雑な人間関係プラス、密室&アリバイトリックもガッチリ組み込まれていて読み応え十分。2020/04/26
coco夏ko10角
27
クリスマスイブに巨大な十字架ってすごいなぁ。タイトルで期待した超高層ホテル殺人のトリックはそんなに。それよりも後の殺人事件の方がどうなっていくかとワクワクしながら読み進めた。2016/12/11
紗世
15
高層ホテルから人が落ちた殺人事件を解決する話。ミステリーだと思ったら刑事ものでした。2025/11/10
らび
12
東野圭吾氏推薦。。。に惹かれ購読しました。なんだろう~私にはちょっと文体の硬さ(文脈かな?)が引っかかるようで、ちょっとスムーズになったのは中盤の後半からでした。で、大分前に書かれたものですよね?古さは否めませんが、セスナ投入でずっこけました(^_^;))確かに笑いが止まらないに違いない♪大企業を取り巻くあれこれは実話でも有りそうですが、2代目の諸氏の相関図は何だか痛いです。2015/03/13
クリンクリン
10
新装版ということで図書館で借りて読了。東野さん推薦の作品だが、そこまで完成されたストーリーでもなければ逸脱したトリックでもないと感じました。当時に読めば面白い作品であったかもしれないが、時代を超えて評価される作品かといわれると難しいですね……。決してつまらないわけでも、文章が陳腐だというわけでもありません。次は森村さんの日本推理作家協会賞作品を読もう。。2015/06/21




