- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
これは、漫画から“物語”への果たし状=ラブレター。ラフカディオ・ハーン、フランツ・カフカ、陶淵明…世界文学史上に屹立する作品群に拮抗するように、現代の語り部=漫画原作者・カリブsong(=狩撫麻礼 『オールド・ボーイ』『リバースエッジ 大川端探偵社』)が紡いだ物語に、気鋭・田辺剛(『アウトサイダー』『魔犬 ラヴクラフト傑作集』)が渾身の力で挑む。異色の超本格派タッグが物語の根源へと肉迫し漫画に新たな地平を拓く、“一線”を超えた者たちの肖像。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
23
ハーンの『怪談』の一篇と、陶淵明『桃花源記』の作画の舞台が欧州に置き換えられて独特な哀愁を感じさせます。カフカの『断食芸人』他、台詞回しは最小限に抑えられておりますが、その場面展開でストーリーを紡いでいく形が作者の絵柄にマッチして情景が見事に奏でられていきます。静かで動きのない世界ですが登場人物の心の中の葛藤がその陰に潜んでいる気がします。2015/10/06
kasukade
3
不思議で残酷な話だけどその中に「教訓」「哲学」があって面白い。2015/03/09
けにー
2
過去作のラヴクラフト同様癖のある作家作の漫画化。以前より画其のものに表情が出て来た様に感じられるものの個人的には前の淡々とした作風の方が気に入っているのだけど何故かと云う部分で言語化できないモノがあってでも逆にその部分にこの作家の真の魅力が隠されている気がしてるのだけど。また読みたくなる中毒性のある魅力を秘めているのは確かな感じはする。2015/11/09
bbb
0
◯。うまいけど毒が少ないというか、もう一捻り欲しいというか。2015/04/12
たたみ
0
画よりも、狩撫節の方に目が向いてしまう!2015/03/15