ブルーバックス<br> 99.996%はスルー 進化と脳の情報学

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ブルーバックス
99.996%はスルー 進化と脳の情報学

  • 著者名:竹内薫【著】/丸山篤史【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 講談社(2015/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062579018

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内容説明

インターネットやスマホの普及によって流通する情報量は飛躍的に増加した。われわれのまわりを飛び交う全情報量の0.004%しか受け止めていないとしたら、この情報化社会の中で生き残ることができるのか? 進化の過程で膨大な数の遺伝子を取捨選択し、脳を大きくしながら記憶を捨て去ってきた人類が次にすべきことは? 生命科学と脳科学からそのヒントを探る。(ブルーバックス・2015年2月刊)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ピンガペンギン

23
人間は知覚した情報量の100万分の1程度しか意識してないそうだ。(P137)無意識の領域が大きいというのはよく言われるので、そうなんだろうと思っていたが、思った以上だった。無意識に働きかけられて、私たちの選択は影響を受けている。暖かい飲み物を飲みながらだと優しい対応になる、硬い椅子に座ると頑固な対応になるなど。また、ネットの中で、思想的な偏りはむしろ緩和されるという研究があるそう。(P189)私も自分が読んだ本の他の方の感想を読んだら、全然違う視点で書かれていることもよくあるので、視野が拡がります。2023/11/20

Humbaba

12
一般社会で生活をするということは、非常に多くの情報と接するということでもある。人間の脳にはそんなに多くの情報を捌けるほどの許容量はない。だからこそ、ほとんどの情報はそもそも認識されずする^している。このスルーするということは決して悪いことではなく、生きていく上で必要になる当然のことといえる。2015/05/09

中島直人

8
(図書館)ツァイガルニク効果、ダンバー数、 アインシュテルング効果、が、何故か印象に残った。この人の本は読みやすく分かりやすいのに、凄く賢くなった気にさせてくれるので好き。2019/12/29

中島直人

8
情報処理、無意識と意識、感情について。印象に残ったのは下記3点。 無意識が感情に影響する ツァイガルニク効果(中途半端な情報を受けると無意識に補おうとしてしまう) 感情のコミュニケーションにおいては、視覚55%、聴覚38%、言語7%2016/01/28

septiembre

7
数字の出し方まで丁寧に書かれているが数字苦手でスルーしてしまいましたW。たくさんの情報をスルーしている。思考においては無意識に自ら作り上げたフレームを少しはずして物事をみると突破口が開けることもある。自分がスルーされないためには相手の無意識部分に働きかけることや自らの怒りや不快感をスルーすることなど対人関係において役に立ちそうなことが多かった。2015/05/11

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