内容説明
ローカル線に乗って、のんびり旅情あふれる旅がしたいなら、ちょっとした「コツ」がいる。地方路線にも味気ないロングシート車両が走っているし、有名なローカル線ほど観光客だらけでガッカリすることも多いからだ。時刻表の行間を読む、バスやフェリーを組み合わせる、お得なパスを使いこなす……。汽車旅を楽しむための“極意”を紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホイ
2
お得な切符を使いながら旅情を楽しむ極意が書いてあるのかと思ったら簡易なマニュアルのようでちょっと期待外れ。ただ寝台車両だった列車が客車となって走っていたという情報や九州の鉄道の博物館の情報は貴重だった。しかし新品で買う必要はないなと感じた。2014/07/22
たくろう
2
自称・乗り鉄が選んだ一冊。気負いせず、思い立ったが吉日の精神で汽車旅を楽しむのは実に面白いことだと改めて感じられた。旅行誌の通りに風景を確認するだけの旅ではなく、自由気ままに遠出するのも悪くないなー。2014/05/28
Ayumi Shimojoh
2
旅浴を掻き立てる本。1日でも、1泊でも時間が出来たら旅に出よう。返す返すも勿体ないと思うのが、長野に住んでいた3年間。車社会と思って汽車旅をせずに浪費していた。たとえば東京研修の帰りを長野新幹線じゃなくて、中央線経由あずさに乗るとか、土日で湯田中行きロマンスカーに乗るとか、大糸線で糸井川下りするとか、飯山線に乗っとくとか、あーもったいない自分。2014/04/20
Takuro Kiyota
1
個人的には懐古と偏重がすぎる、という印象。旅を楽しむためのガイドとするなら他のアプローチもあると思うのよね。ロングシート、たしかに長時間乗るのは少しつらいけどそれだって旅情だよ。トイレなしは困るけど…。あと料金が高いからといって乗り放題タイプのお得きっぷで出かけよう、というのはローカル線の救済(収入)にはならないことも多いので、それでローカル線ローカル線言われても困る。2015/01/28
広瀬研究会
1
この本では、単なる移動手段として鉄道を利用することと、旅を楽しむために鉄道に乗ることの違いが強調されていて、とても共感した。確かにトンネルだらけの線路を超高速で駆け抜けても風情がないもんなー。2014/12/28