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内容説明
日本人の思想や倫理観にも、大きな影響をおよぼしてきた日本仏教の宗祖八人をはじめ、時代を代表する五八人の名僧をコンパクトに紹介。その生涯と教え、代表的な著作から、日本の仏教を一望する。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mihoko
4
名僧たちってタイトルだけれど、仏教の変遷を飛鳥時代から近代まで時代毎に分けて説明してくださっているのでとても解りやすいです。 驚いたのは、檀家制度は江戸時代に確立されたこと。よく、今まで続いたものだ! 時代の流れや政治の影響で仏教も変化してきている。檀家制度が崩壊してきている現代、変化は至極当然のことと読後思いました。 2024/07/09
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
4
図書館本。聖徳太子から山折先生の好きな宮沢賢治まで時系列で時代考証と層の略歴があった。仏教の中心を鎌倉時代に置かれているのはなるほどと思う。2016/08/11
マウンテンゴリラ
3
日本が仏教国であるというのは、遠い昔の話かもしれないが、今また新たに仏教が、一時的現象かもしれないが、注目されているという。その理由はわからない、また、一元的に説明できるものでもないだろうが、漠然とした不安、先行きの不透明感というものが社会に蔓延しており、それが、宗教に頼るとまではいかないものの、注目される要因ではあるような気がする。個人的な意見では、希望も込めて、それは一時的な現象ではないと見たい。そのわけは、先行きの不透明感と言ったが、神ならぬ身である以上、先行きは常に不透明であるにせよ、→(2)2022/06/15
ま~やん
0
日本の仏教を飛鳥時代から、近代まで、時代を追って紹介した本。内容は、レビュー的で、高校日本史を学ばなかった大人が、ちょっと寺や仏教に興味を持った際、まず手に取る一冊としてはちょうどいい気がする。これで、興味を持った僧侶なり宗派の各論に入って行けばいいかと。総本山巡りでもしようかな~。2014/06/05
朝吹龍一朗
0
全く知らない人がぞろぞろいたのでがっかり。しかし法然も親鸞も道元も日蓮も、みな比叡山出身とは知らなかった。その法然は、念仏の時眠気に襲われちゃうんですよね、という信者に、「目が覚めている時念仏すればいいんだよ」とやさしく諭したという。こんな先生今はいないな。また、その弟子に美声の持ち主がいて、後鳥羽上皇が不在の御所に女官がその弟子(安楽と住蓮)を招いて宿泊までさせたというとんでもないスキャンダルもあったとか。って、ぜんぜん名僧の紹介になっていないか。2013/04/17