内容説明
日本一長い駅名の小さな駅の名誉駅長・田宮始が射殺された。被害者の胸ポケットから東京で殺害されたノンフィクションライター五十嵐昭の名刺が発見され、そこには犯行を仄めかすメッセージが書かれていた。十津川班が島根県警の協力を得て捜査を進めると、被害者に共通の意外な過去が浮かび上がってきた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
125
会津と松江の歴史と文化を知るきっかけになる本。 一畑電車があるというのを思い出しました。 松江は鳥取に行った際に,寄ったことがあるだけなので, しっかりとした記憶がありません。 本書を読んで,また行きたいと思いました。 事件は,電車の時刻表などが関係していないところが少し残念です。 芸能界と文芸界の一部を垣間みれるところはいいかもしれません。 八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を という歌が深みを出してくれているかも。2012/06/10
LUNE MER
15
電車の走っていない鳥取出身の身としては(注:鉄道はあるけど電気で走ってないという意味です、誤解なきよう)、島根に先を行かれていると感じる要素の一つがこの一畑電車の存在。乗っておきたいところだけどこっち方面に行く時は基本的に車を使うので未体験。と、そんな一畑電車を舞台にした作品が本作なのだが、読み終えてみて、ここを舞台にするという目的ありきの話で、ここが舞台である必然性をあまり感じられず、物足りなさを感じてしまった。2024/10/10
ふう
8
病院の待合室にて読了(何時間待たされたのだろうか)。ひたすら「警部!実は…」と新たな事実が判明していき、すぐに現地に飛んじゃう(列車にて)行動力機動力抜群な十津川警部他。関係者という名の素人やその他国家権力を気軽に使いながら町の食や歴史も堪能しつつ、最後は「やめろ!待て!」的なシーンもありつつの大団円。うーん盛りだくさん。冷静に考えるとタイトルからしてすごいよなあ。2017/02/08
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
7
2013年 3月17日 初版。2017/08/28
あきさん
2
警察が盗聴器仕掛けるのは問題ないのかな・・と思いました。2016/07/31




