内容説明
「“死の動画”って知ってる?」冬休み明けの教室で、そう声をかけられた高1の橘雫。それは、“1週間以内に2人に見せないと呪い殺される”というものだった。よくあるデマだと、気にも留めなかった雫。だが、翌日から動画を見たクラスメイトたちの様子がおかしくなり、7日後、とうとう死者があらわれる。止められない呪いは、ついに雫にも忍び寄り――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない
4
SNS上で知り合った愛という人物から、ある動画を観て以降心霊現象に悩まされているとの相談を受ける。突拍子も話を信じられない雫は当たり障りない返事を返すが、その時話題に上った動画が雫の生活を一変させていくのであった。 *** 数日前に読んだ怨ラインゲームの同作者の作品。こちらは第2作目とのこと。SNS上に突如現れた「死の動画」という悪趣味な動画をめぐる携帯ホラー小説である。動画に収録されているのは、人の死体や、生きたまま体を傷つけられている人間の動画でありかなりグロテスクな内容となっている。2023/01/18