島津戦記 (2)

著者名：岡村賢二【著者】

リイド社（2015/02発売）

• ISBN：9784845845378

内容説明

九州制覇まであと一歩の島津家、そして天下統一を目論む豊臣秀吉。その両者が遂に相見えた!!
序盤戦は地の利を活かした島津軍の優勢だったが、本腰を入れた秀吉は、その絶対的戦力を九州に注ぎ込み、あっという間に島津家を敗退に追いやった。
それにより島津家内の不和は深刻なものとなり、四男・家久、三男・歳久と順に命を落としていった。
豊臣家の臣下の道を選んだ島津家は、朝鮮出兵を経て、空前絶後の大戦「関ヶ原の戦い」を迎える。
しかしそれは、最大の苦難の始まりでもあるのだった!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[またおやぢ]

四男・家久が豊臣方との戦いで死去。続いて三男・歳久も非業の最期を遂げるとは...鉄壁の島津四兄弟に突きつけられる非情な現実。それを突き破るがごとく義久の敵陣急襲も井伊隊の前に一歩及ばず。戦国の最後の一花を咲かせた男達の物語に胸が熱くなる一冊。

2016/05/17

[如水]

義弘を中心として関ヶ原の引き口＝領土安泰の所迄。流石鬼石曼子。普通では考えられない戦略をとります。ただもし仮に島津家が中央近くに領土が有ったと仮定すると・・・4兄弟が産まれる前に無くなってた、かもなぁ・・・