内容説明
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも取り上げられたテーラー・鈴木健次郎。彼は今、パリの数百年に渡るタイユール(テーラー)の歴史上、日本人として初の独立を果たし、念願のブティックをパリに構える夢を実現した。本書は、現在に生きるパリのタイユール鈴木健次郎の物語であり、今まで語られることのなかったパリのテーラリングの世界とその美学、さらにその根底にあるヨーロッパのメンズファッションの潮流と文化について語った物語である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mi
1
考え方が素晴らしい2021/06/22
さんとのれ
1
自己主張とそれを裏付ける努力と熱意。苦労話の部分になると熱いというかちょっと劇画調になってひいてしまって、その熱さを職人話に向けてくれ、と思ったけど、テイラーに関する読み物は少ないのでありがたい。メンズテイラーの歴史や、一生縁の無いであろう一流テイラーの裏事情が垣間見れて興味深かった。2015/07/16
m
1
鈴木さん、テレビで拝見しました。技術が素晴らしいのに人種の違いに突き当たって前に進めず苦悩された日々を画面から見せていただくだけでこちらも辛くなりました。自分がマイノリティだと痛感する体験、それでも続けることの重要さに、とても感動。世に出るということ、前例のない事を目に見える形にすることは、辛く厳しいことだと改めて気づかせてもらえました。2014/02/01
ヤス
1
ジョゼフ・カンプスからフランチェスコ・スマルトへ、 そしてスマルトから鈴木健次郎さんに受け継がれた「カンプスの系譜」 の歴史背景には背筋がゾクゾクとしました。 多くの弟子に門戸を開放したカンプス 異分子を排除する文化の中で鈴木を受け入れたスマルト。 フレンチ・テーラリング文化の生存本能を見た気がする。 技術を磨くだけでなく、自らを主張することにも長けているスマルトや鈴木 その二人に共通するのは、「スーツは男を魅力的にみせるものでなくてはならない」という絶対価値を追求する姿勢。2013/12/25
ひさごん
0
行動力に完敗です。人生は自分で切り開くものなんですね。 でも、その考え方は階級のない社会のものとは、世の中まだまだ知らない事ばかりです。2015/03/02
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