小学館文庫<br> まぐろ土佐船(小学館文庫)

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小学館文庫
まぐろ土佐船(小学館文庫)

  • 著者名:斎藤健次【著】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • 小学館(2015/02発売)
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  • ISBN:9784094080179

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内容説明

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土佐のマグロ船は、一攫千金を目指し七つの海を駆け巡る。世界の港に立ち寄りながらマグロの大群を追い求めた海での800日には、自然と人間の織り成す壮大なドラマがあった。大漁の喜び、沖での孤独、暴風雨との闘い、濃密になる人間関係、そして常に死と隣り合わせの航海の厳しさ……男たちの熱い物語を、3度の航海を経験したコック長が優しさあふれる視点で描く。第7回小学館ノンフィクション大賞受賞作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

58
【小学館ノンフィクション賞作品】なんと著者自ら、まぐろ漁船に乗り込み、漁師の一員に認められるべく体を張り、コック長として過ごすノンフィクション。読み始めは、過酷でブラックなイメージしかなかったまぐろ漁船に、意外な人間的な面もあるんだなぁ、などとのんきにページを進めた。が、やはり不漁が続いた時の苦労は想像を絶するもので、裏事情なども含め、違う世界を存分に味わえる一冊だった。2017/05/22

James Hayashi

27
小学館ノンフィクション大賞受賞作。移植の経歴。編集者が仕事をやめ漁師に。何ヶ月も漁に出るのに15トンの水を確保。この水は船の揺れで腐らないという。漁師ことばか土佐弁か分かりづらい言葉も見受けれれるが、東京からの著者はモノにしている。マグロの不漁は当時から(80年代)。ガス代も高くつくが、運営費や人件費など考えるとビジネスというよりギャンブルだ。帰港の日は遠く、嵐に遭う確率も高く命の危険もある。個人のスペースはわずかな寝台。プライバシーなど別世界。当時は延縄が主流だったのか、現在は大間のマグロも取れず、→2020/10/03

智哉

8
七百日におよぶ大航海。常に死と隣り合わせの船上。苛烈な世界に大志を抱き、身を投じる情熱に心を打たれた。沖や港で起きるすべての出来事に驚かされ、延縄漁船を心行くまで堪能させてもらった。ミナミマグロを食す機会に恵まれたら、室戸の漁師に感謝しなければならない。2020/12/12

いが栗坊主

4
読了。おもろい。男くさ~い、迫力あるノンフィクション。凄い仕事ぶり、船酔いの俺には出来ません。アフリカ沖の操業で骨折した船員さん、ちゃんと帰れたんやろか?毎昼食、刺身みたいで『マヨしょうゆ』、、今度やってみよう。2014/03/29

ペンギンに気をつけろ

3
★★★★B ふだん何の気なしに食べているまぐろなんですが、その漁の実情が生き生きと描かれています。2010/03/02

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