小学館文庫<br> 希以子(小学館文庫)

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小学館文庫
希以子(小学館文庫)

  • 著者名:諸田玲子【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 小学館(2015/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094084139

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内容説明

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東京・下町生まれの希以子には二人の母親がいた。養母マツには美しい娘・美佐緒がおり、希以子にとってはあこがれの存在だった。しかし、生母よしが男と出奔したころから人生の歯車が狂い出す。大洪水や関東大震災に被災して人の命の儚さを知り、美佐緒の嫁ぎ先の長男・市太郎と互いの愛を確かめ合うも許しを得られずに離別。親のすすめで結婚するが、夫の暴力に耐えかねて離婚。その後、満州で成功した市太郎と再会。彼の誘いのままに、幼子を連れて大陸に渡るが…。苛酷な運命に翻弄されながらも、激動の時代を、明るく逞しく生き抜いた女の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にこ

3
昼ドラみたいだった。波乱万丈。2016/03/21

東森久利斗

2
純真なのか抜けているのか、人がいいのにもほどがある。学習能力のなさに、あきれて言葉もでない。「何やってんだ!」声をかけたい、お節介を焼きたい、イライラ、ハラハラの連続。歯がゆい。世間体、地域社会、家族、道徳、常識、がんじがらめに鎖に縛られた、己の意思を封印せざるを得ない選択肢、道、ままならぬ人生。生きていくこと、食べていくことの厳しさ、試練の連続、果敢に乗り越えていく逞しさ。あっぱれ!2023/11/22

Naomi

1
大正から昭和初期に生きた女性の大河ドラマを見たような気がします。 子どもを産むまでは流されるように生きていた希以子が、子どものためにどんどん強くなり、自分の意志で行動するようになります。 真っ直ぐで、情にも厚く、一生懸命生きる姿が読んでいて気持ちがよかったです。 美佐緒、3人の母、どの人生もそれぞれ納得がいくように書き分けられているのも面白かったです。自分ならどんなふうに生きたのでしょうか・・・2014/07/14

merara

1
え・・・・。好きな系統の題材なので期待したのですが、イラッとしたままおわってしまった。美佐緒いったい何なの?キイコがあまりにもおひとよし(?)すぎるのもナゾすぎる。うーん。おもしろいのにもやもやが残る。2013/12/18

おみみ太郎

1
主人公の踏まれても伸びようとする雑草のような強さに心打たれます。2013/06/24

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