内容説明
中学生の輝久の部屋にあった「てるくはのる」と題名のついた日記。そこには陰湿で執拗ないじめに、ぎりぎりまで追い詰められた息子の姿があった。グループを率いる「帝王」とは? 父・実は学校に乗り込むが実態はつかめない。関係者は夜の公園に呼び出され次々と襲われる。輝久を妹や同級生の美紀が心配するが、日記に綴られた復讐計画の日は迫っていた。二転三転する事態、そして叙述トリックの名手が用意した驚愕の結末とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
🐾Yoko Omoto🐾
143
虐めを受けている子供の日記と言えば歌野氏の「絶望ノート」がまず思い浮かぶ。“日記を盗み読みする親”と“読まれていることを承知で書き綴る子供”の役割は同じながらもアプローチがまるで異なり折原氏らしさ溢れる展開。記述の繰り返しにややくどさは感じるが、相変わらずの怪しい奴だらけのストーリーには完全に翻弄された。そして主軸となるボスキャラ『帝王』の正体については「そ、そっちかあぁぁあ!!」と驚かされ、予想外の着地点にしてやられたり。実際の「てるくはのる事件」に奇妙な家族模様と友人関係がブレンドされた面白さだ。2015/03/03
らむり
59
1999年に起きた京都小学生殺害事件がモデルのミステリー。ない脳みそをフル回転させて読んでましたが、予想外の真相でした。2015/02/06
kousei
6
気を抜けないから疲れている時は読めない叙述トリックの雄、氏の著作を久しぶりには読んだ。作中日記、アナグラム、文書の仕掛けに気をつけ、オチをどうするつもりかだけで、頑張って読んだけどどっと疲れた。物語が単調で伏線や練られた構成が活きていない感じちょっとマンネリな作風で読み物として楽しめなかった。2018/08/01
たけたけ
6
折原一の叙述ミステリは、何を読んでも「あれ?これって前に読んだことあったかな?」と思ってしまう。それほどワンパターンと言っても過言ではないね。しかし、やっぱり読みたくなるんだよ。安定感があるよね。かなりの作品を読んでいるので驚かないけど、折原作品はどれも外さないと思うよ。おりはらよめ。まだ読んだことの無い人に言いたい。2016/09/20
義経Ⅷ
5
魅力的な登場人物がいないって本当に退屈な読書時間だよね。 2018/05/26
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