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内容説明
カリフ(預言者ムハンマドの正統な後継者)宣言、奴隷制の復活、通貨の発行……国家を超えた理想のイスラム共同体の実現をめざし、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」が、急速に勢力を拡大している。インターネットを駆使した戦闘員の募集に対し、世界中から続々と志願兵が集まってきており、近い将来、「イスラム国」が国家として承認される懼れすらある(すでに2014年6月に樹立を宣言。“首都”はシリアのラッカ)。対するアメリカは、マイノリティを抑圧し、恐怖で人々を支配する「イスラム国」を空爆するも、いっこうに成果は挙がらず、その“根絶”のための作戦にはまるで出口が見えない。本書では、イスラム研究の第一人者が、「イスラム国」の正体を解き明かすべく、彼らが台頭した背景や最前線の活動を紹介するとともに、オバマ政権の中東政策“失敗”の要因を明らかにし、いよいよ混迷を深める中東情勢を平易にかつ鋭く分析する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
巨峰
25
混迷する中東状勢を受けて、この新書の著述も混迷している。ちょっと分かりにくい。2015/02/07
孤独な読書人
12
アメリカによるイラク戦争後のイラク統治の失敗がイスラム国の台頭を招いた。2015/09/14
ののまる
8
すべてが入り組んでいて… 「イスラム国」に翻弄される米国/世界の脅威となった「イスラム国」/「イスラム国」をめぐる国際情勢/米国の足を引っ張る「同盟国」/「クルド民族」の必死の抵抗/「イスラムVS、キリスト教」原理主義/中東イスラム社会と「日本」2015/01/25
nori
4
I agree with the assertion that US forces military destroyed nations around the world so far. However, author did not mention counter proposal. He seemed not to agree with US to intervene, but he did not show aftermath of withdrawal in Iraq and Syria. 2015/04/21
jj
2
米国による中東政策失敗の歴史そのものですね。過去を遡ると、イラン革命はカーター時代のイラン撤退が契機ですし。対イラン(シーア派)の為のイラクスンニ派政権支持。スンニ派サウジ王族の保護の約束の引換として石油決済ドル基軸採用。湾岸・アフガン・イラク戦争を経てスンニ派イラクからシーア派政権へ。イラクスンニ派残党を中心にIS結成。IS掃討に地上軍を派遣しない米国の支援でシーア派イラン革命軍参加と凍結資金解除、石油ドル基軸採用、核開発一部容認。そしてサウジとイランとの対立‥等。米国は次に何をおこすのでしょうか?2016/06/02
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