内容説明
華やかなファッションの世界で大成功をおさめたココ・シャネル。ジャン・コクトーやピカソといった数多くの才人との交友、ウェストミンスター公との恋愛など華麗な人生を送った事で知られる。しかしファッションの原点は、生涯ひた隠しにした「孤児院での生活」にあった―。神秘に満ちた彼女の人物像に迫る。
目次
第1部 シャネルの生い立ち―私は全然恨んでいない(一枚の出生証明書;美意識の原風景;孤児院での厳しい生活;日曜日の礼拝;三人の貴重な話 ほか)
第2部 シャネル語録―装いは知恵、美は武器(ファッションは女王であり、時に奴隷に;男とは、「ノン」と言ってから本当の友に;お金は人生そのものではない)
著者等紹介
渡辺みどり[ワタナベミドリ]
東京都生れ。早稲田大学卒業後日本テレビ放送網入社。80年、ディレクターとしてドキュメント番組「がんばれ太・平・洋 新しい旅立ち―三つ子十五年の成長記録」を制作、日本民間放送連盟賞テレビ社会部門最優秀賞を受賞。その間、数々の皇室特番を手がけ、報道局エグゼクティブ・プロデューサー、副理事として活躍。文化女子大学客員教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふみこ
3
著者の自分自慢がひどい。でもシャネルのことはちょっとすきになれた。2010/01/27
Yasushi I
2
ファッションだけでなく女性の生き方を大きく変える方向を時代に示したシャネル。その生い立ちと残した言葉には大きな感銘を覚えた。20世紀初頭にすでに自立した女性として、多くの恋愛も力に活躍したシャネル。一度は引退したものの、戦後70才にして復活し、そしてあのシャネルスーツを世に送り出した。「装いは知恵であり、日は武器である。そして謙虚さはエレガンスである」 美にこだわる姿勢を何歳になっても忘れてはいけない。2016/12/30
kaguyam
2
シャネルの人物像に迫る、ってあるから迫ってるのかと思いきやそうでもなく。 なんとなく話が重複してたり作者の話の方が前に出てる気がしました。2014/05/23
調“本”薬局問悶堂
1
いつからかココ・シャネルが大好きだ。 生涯で歴史が見える。時代そのもののような人。ピカソやジャン・コクトーのような文化人と交流を持ち、常に魅力的な男性が身近にいる。 働く女性のための服を作り、生涯シャネルらしさを貫き通した。 女性の服に初めてニットやジャージー素材を、黒を女性の日常に、イミテーションをファッションに取り入れた。 シャネルスーツは80年も定番として、今でも『シャネル風』と言われる類似品が出る。 ブランドを持つなら『◯◯風』という言葉ができるほどになりたい。 《2020年5月 登録》2005/05/14
momosem
1
シャネルの生涯の記録。語録も拾えます。
-
- 和書
- レイジ 文春文庫