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内容説明
仏のさとりの世界とそこにいたる道を説き示す華厳経。その成り立ちと教えを、自らの生に誇りをもつ、初心を大切にする、といった身近なことばから説き起こす華厳経入門の決定版。『華厳経をよむ』を改題。
※本文中に「*」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yutaro sata
31
再読してみて驚くのは、こんなに分かりやすく華厳経の世界が解説されていたのか、ということで。 というのも、何年か前にこの本を初めて読んだとき、一体何が書かれているのかがちっとも分からなかった思い出があるからだ。 知らぬ間に理解が進んでいたんだなあという感慨に浸る。 というわけで、全く華厳経の世界を知らない人が読んで、一発で理解できるかどうかは保証の限りではないけれど、長い間熟成させておいて、しばらくしてから読むと、こんなに分かりやすい入門書で誠に有難いという気持ちになれるであろうことは保証します。2024/01/30
加納恭史
19
さて、「華厳経入法界品(中)」まで読んだけど、なかなか神秘的で内容も段々と難しくなる。そこでこの本「華厳経入門」を読む。華厳経がこれほど深遠と予想外でした。まず「華厳経」の教主は廬舎那仏(ヴァイローチャナ仏)です。このヴァイローチャナの語源は太陽の輝きを照らす働きを神格化したもの。インド神話ではアスラは悪神とされたが、「雑阿含経」ではアスラの王自身がヴァイローチャナと名づけられ、祇園精舎の帝釈天と共に園林を明るくする。朝の太陽を擬人化したもの。またゾロアスター教では、最高神アフラ・マツダのイメージと同じ。2024/01/05
SOHSA
18
《kindle unlimited》NHKテレビ「こころの時代」で取り上げられた明恵上人の関連で本書を手にとった。華厳経は日本ではあまり耳にしない経典ではあるがその完成度は高いようだ。一大叙事詩のような作品である華厳経の本質を本書は比較的わかりやすく読み手に解説してくれている。また上座部仏教から大乗仏教への変遷も読み取ることができる。本書を通じ、華厳経への関心が高まった。併読している『恋い明恵』(光岡明著)のサブテキストとしても有用だった。2024/06/06
yutaro sata
14
華厳経への関心は、熊楠とか井筒さんとかを理解したいところからきているが、まだまだ時間はかかるのではないかという気がする。2022/01/31
みかん。
11
文学史や美術史等を学ぶものは伝統や教養を深めねばならない。したがって東洋思想にも触れておくのが好ましい。第一に我々は日本人なのだから仏教の知識があまりに水準が乏しければやはり禍根を残すのではないだろうか。2022/12/15
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