内容説明
幼い頃に災害で両親を失い、神に不信感を抱くようになった和久優歌。フリーライターとなった彼女はUFOカルトを取材中、ボルトの雨が降るという超常現象に遭遇。それをきっかけにオカルトの取材を始めたが。
※本書は二〇〇三年十月、小社より刊行された単行本を分冊し、文庫化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Rin
64
電子書籍にて。長かった!ほんとうにボリュームたっぷりの上巻。最初の頃は読んでも読んでも終わりが見えなくて、膨大な専門用語に専門知識のオンパレードに挫折しそうになったこともありました。でも、語られる未来の日本。その内容が現実味があるものも多く、気になって読み進めてしまう。そして宗教団体に、UFOや地球外生命体など存在の可否から、神とはいったい何なのか?そんな疑問を追いかけていくうちに自分たちの住む世界への疑いが生まれてしまう。お兄さんの仮説が現実味を帯びてきたので、すぐに下巻に入りたいと思います。 2019/04/05
ミホ
48
以前読友さんにおススメされ、家にあったので。神は沈黙せず上巻。もし神がいるならばという仮定から科学的にありえる神を論理的に考察した話。主人公や登場人物がいるので専門書ではないが、仮定ではあるけれどなるほどそういう考えがと思わされることも正直ありました。勿論知識が追い付かず置いてけぼりな面は山程ありましたが、気になって先へ先へ読まさる本だった。UFO、ポルターガイスト、超能力といった超常現象、過去の事件もポンポンでてきてどんな事件?と調べたりしながら肯定派、否定派の意見を聞き、この仮定はどう終わるのだろう。2019/10/19
Akira
43
この莫大な知識と情報量。山本弘はいったい我々を何処に連れて行こうとしてるのか!まったくだ。まだ上巻のくせに。 まず、【進化論=科学】【創造論=非科学、宗教】という概念を真っ向から覆された。恐るべし《遺伝的アルゴリズム》(衝撃だった)。それ以外にも話は、宇宙、歴史、宗教、オカルト…などあらゆるジャンルを網羅し、もうお手上げ状態。史実や科学法則もいっぱい出たりして、ミステリーとしての早く読みたい気持ちと、知識として吟味しながら読みたい気持ちが常に葛藤している状態。参った。ミステリー仕立てのnewton誌か!2018/03/04
ソラ
36
凄い情報量。薀蓄だけでも楽しく読めてしまうぐらい。ストーリーはほとんど先に進んでいないにもかかわらず面白かった。下巻はどんなふうになっていくのだろうか?2013/09/16
すず
28
読友さんのオススメということで読んでみたけど色々凄い。UFO・ポルターガイスト・超能力・宗教などなど、様々な超常現象についての情報がとにかく上巻ぎっしり詰まっていて、ちょっと私には難しすぎて読むのに苦労してしまった。時間かかった…。上巻のラストが何だか不穏で続きが気になる。下巻から物語が動くと聞いていたので、下巻に期待!2018/04/08
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