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内容説明
『ハーバード流交渉術』は従来の「勝つか、負けるか」という交渉ではなく、相手と一緒に互いの利益になる合意を目指す概念を提唱した。しかし、皆がこの「ウィン・ウィン」を学んでしまったための限界や、現代の複雑な交渉事情に適合しない面も出てきた。ハーバード、MITで教える第一人者が限界を超える新戦略を提示。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
12
「交渉の当事者すべてが筋の通った考え方と行動を取ってこそ、その副産物として良好な関係が培われるのだ」ウィンウィンの関係にこだわるあまりお友達ごっこになったり、交渉において一方的にこちらの条件を押しつけて勝者になることなく、願ってもない最高の成果を狙って互いに隠し事なしに新たな価値の創造に取り組む。これは深く納得。2016/02/28
jun
5
仕事柄、交渉の機会が多いので図書館で借りてみました。ハーバード流交渉術はずいぶん前に読んでいて、その発展版という位置づけでしょうか。相手の利害をリサーチするところから出発というのは共通点で、さらに交渉の要となるテクニックがいろいろ披露されていて、メモを取りながら読みました。実践してみたいと思います。2024/06/30
ちくわ
3
交渉術について学びたくて読んでみる。交渉といえばハーバード流交渉術だし、その思想の根幹のウィンウィンの戦略は交渉の基本だと思う。ただ、実際の仕事の現場だと、中々ウィンウィンの理想形を作るのは難しいことも多いし、当初の段階から柔軟に変更できるレベルではあるけど現実的な落としどころを決めてから交渉に臨まないと道を見失う。時々、それって交渉て思うやり方を見る。具体的には、ドヤ顔で自分の主義を繰り返す輩。そんなのは依頼人の利益のためじゃないし、単なる便所の落書きと変わらない。交渉ってのは難しいと再認識。2017/10/15
フク
2
新たな価値を創造する2018/03/13
かと
2
getting to yesの補足本といった感じです。 一対一の場合以外に多数の交渉の紹介があった。一対一でも組織同士の場合、隠れた当事者がいるから その人達への観点を含めて動くようとのこと。交渉に観点や幅を持たせるために条件(オプション)付き契約を使うと いいとのこと。交渉後の履行状況をフォローするためにも、条件付き契約はいいとのこと。問題点の論争になって折り合いつかなそうなら対応を論点にするといいとのこと。良本だと思います。ファシリテーション章・最終章は未読ですが一旦読了にします。2016/06/27