ガガガ文庫<br> 殺戮のマトリクスエッジ3

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ガガガ文庫
殺戮のマトリクスエッジ3

  • ISBN:9784094515145

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内容説明

東京ルルイエ、週末のブラッディ・デート。

旧東京湾上に建設された次世代型積層都市トーキョー・ルルイエ。電脳技術や機械義肢の技術など、あらゆる技術の粋が凝らされたこの都市は、地上最後の楽園(ラストパラダイス)と呼ばれていた……。
この街は夢の街。
望めば全てが手に入る。
――でも、人の心は……?

東京ルルイエにそびえる、総合ショッピング施設『ゾス・モール』にデートへと出かけたユノとソーマ。ククリも勿論ついてきて――。
電脳社会に疲れた人々を癒す、ネットワーク遮断空間。
電脳空間に潜り技術を競い合うアーケードゲーム。
そして、天然食材を使用した高級レストランなどなど、3人のデートは緩やかで楽しい時間。

だが、彼らは突如として封鎖されたモール内に閉じ込められてしまう。
出現する、新たなホラー。
悲鳴、絶叫、鮮血。
二人は互いに「自分の正体」がばれないように、ホラーを止めるべく奔走する。

なぜホラーは人を襲うのか。
ホラーとは何か。
ソーマを見つめるククリの瞳は、いつも悲しみに満ちていた。

企業複合体の更なる暗部がついに動きだす――!
サイバーアクションシリーズ第三弾!!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

15
今回はデート回。デート中のユノの恋する乙女な心情と状況の合わせ方が非常に上手いですね。間章で今迄見えてこなかった謎も明かしていくことで物語にいい緊張感と甘さを生み出せていたと思います。ただ展開が非常に遅いのが難点。正直3巻目にしては物語が進んでいなさすぎる。見せ方が上手いだけに残念ですね。毎回盛り上がりそうな所でおわるんだよなぁ。そろそろ大きく動かしてほしい。次巻こそはお願いします。2014/10/21

晦夢

7
ショッピングモールへとデートに行くことになったソーマとユノおまけのククリ。ショッピングモールにホラーが現れ封鎖されてしまう。お互いに正体がばれないように動くソーマとユノ。なにかが見えてきそうでなかなか見えない。焦るユノは可愛い。ああ最後辛いな。非常にもどかしい感じ。次巻も楽しみ。2015/02/20

alafish

6
電脳活劇と甘々な少女の内面が絶妙な交じり具合がこのシリーズの特徴であり私的お気に入りポイントでもある。3巻はデート回だからかその特徴がよく表れ、閉鎖空間内での惨劇というシチュエーションもスプラッターが強調されてデート(日常)からの反転が気持ち良い。ユノ視点が本当に良くて殺伐とした世界観に彩りをそえている。その分ソーマ視点の迫力が欠けるように感じるのは片方への思い入れが強いせいなのかどうか。物語は直接進行せずに断片をチラ見せする程度に留まっていることにもどかしさを感じるがそれを期待に換えて次巻を待ちたい2014/10/26

nyapoona

5
電撃と並んでSFに力を入れているガガガ文庫のサイバーパンク。少女漫画にニンジャスレイヤーを無理やり混ぜたみたいなものです。イチャラブデートからいきなりモンスターホラーに転換し、ユーノ・ソーマ・ククリの関係も変化。ラノベ主人公体質でヒロインをかき集めるソーマに対して、ユーノがどんどん黒くなっていく……。悪女すぎるカーリーが可愛かった。2014/11/27

サケ太

5
初々しいデート回。ユノの独白は、ニヤニヤして読めたが、後半部分からの企業複合体上層部からの刺客、実験は恐ろしかった。鋼鉄の怪物の独白の意味とは。企業複合体上層部や教団の暗躍、ラストからの人間関係の変化。今巻も大きく動かなかったけれど、続きが気になる展開だった。2014/11/10

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