内容説明
弥生時代の遺跡で発見された《古代文字》。情報工学の天才島津は、その解明に挑んだが、次第に驚くべきことが明らかになる。それは、人類には理解できない言語構成だったのだ。この不可思議な言語をあやつるのは、人類をはるかに超えた存在“神”ではないのか! その時――突然、島津の心に現われた男が、すさまじいオーラを発散させながら叫んだ。〈全て忘れろ〉。もし、これが神だとしたら、我々は神に挑戦することになるのか? 神は人類に対して悪意に満ちているのだろうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
17
山田正紀氏の長編デビュー作で、これは角川文庫で近所の書店で購入したと記憶しています。大学生になってからですが、これが一気掲載されたSFマガジン(早川書房)を大学周辺の古書店街で買ったりもしました。青雲賞短編部門受賞なので、加筆された単行本が出る前に受賞したのでしょうね。 論理記号が少なく、非常に複雑な関係代名詞を駆使する言語は……といったところから一気に話が進み、25歳で書いたという勢いが溢れていますね。冒頭や結末は加筆されています。 ページ数も少ない若書き作品ですが、ヒロインの理亜が良かったですね。1985/07/21
奇天
0
ン十年振りの再読。古さはあるが今でも面白い。2009/10/10
丰
0
Y-20, 19780620-42001/07/20
まぬー
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何十年ぶりかに再読✌️なんだか読後は面白いB級映画を見た感じ😀★★★★2022/10/19