風牙-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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風牙-Sogen SF Short Story Prize Edition-

  • 著者名:門田充宏【著】
  • 価格 ¥220(本体¥200)
  • 東京創元社(2014/08発売)
  • ポイント 2pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488734077

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内容説明

インタープリタとは、顧客の心から抽出した記憶データを“翻訳”し、他者に理解可能なよう立体的に再構築する技能者である。今回、若き女性インタープリタ・珊瑚が受けた仕事は前例のないものだった。“潜行”する先は、彼女自身の会社の社長。しかも先立って送り込まれたインタープリタは、3人たてつづけに社長の記憶の中で正体不明の存在に襲撃され、病院送りとなっていた。社長の記憶世界で何が起こっているのか。豊かな情緒性と卓越した娯楽性を評価され、応募総数461作から大森望・日下三蔵・瀬名秀明が選出した期待の新人作品。第5回創元SF短編賞受賞作(高島雄哉「ランドスケープと夏の定理」と同時受賞)。*本電子書籍は、『さよならの儀式 年刊日本SF傑作選』(2014年6月初版発行)に掲載の「風牙」を電子書籍化したものです。同名の書籍(『風牙』 創元日本SF叢書版 2018年10月初版発行)の電子書籍版ではございませんので、ご注意ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソラ

43
宮部みゆきの「さよならの儀式」は古いロボットとの最後の会話にぐっときた。あとは「ウンディ」。食書は気持ち悪かったな、良くも悪くも2014/07/27

かとめくん

23
「さよならの儀式」ロボットと人間に通い合うものとは。「コラボレーション」藤井さん来てるな~。 Gene Mapperと共通する舞台なので入りやすかったし。「ウンディ」アイディアはもとより、音楽を文章で表すテクニックもさすが。「エコーの中でもう一度」音響SFとはね。「今日の心霊」本人には見えないのが怖い。「食書」食べただけでこうなるなら自分も同じ運命になるだろうな。でも、突っ込みどころも満載だ。「科学探偵帆村」こうして日本の人口問題は解決するのでした。「死人妻」ここで取り上げるには中途半端だな~。「平賀源内2014/10/06

MAEDA Toshiyuki まちかど読書会

19
80年代を代表する稀代のSF短編小説家、草上仁の作品が収録されており、図書館で借りました。やっぱり面白かった。2015/07/25

かわうそ

19
ツボにはまる作品が多く大満足の内容。円城塔「イグノラムス・イグノラビムス」、小田雅久仁「食書」、宮内悠介「ムイシュキンの脳髄」がベスト3。冲方丁「神星伝」は盛り沢山なだけにもう少し長い作品として読んでみたかった。2014/07/26

さこぽん

18
宮部さんの新刊を予約したらこれがきた。せっかくなので読む。 凡用作業ロボット・ハーマンと心を通わせる娘の感動の話だけど、それを目の当たりにする青年の話でもある。 数十ページの短編なのにドラマがある宮部さんらしい作品。 ほか筒井康隆の「科学探偵帆村」の処女受胎の話がおもしろかった。2019/06/14

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