日本の特別地域<br> 日本の特別地域 特別編集 東京都 杉並区(電子版)

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日本の特別地域
日本の特別地域 特別編集 東京都 杉並区(電子版)

  • 著者名:伊藤圭介【編】/昼間たかし【編】
  • 価格 ¥838(本体¥762)
  • マイクロマガジン社(2014/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784896372908

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内容説明

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足立、葛飾、板橋と続いてきた『地域批評シリーズ』。
今回はちょっと雰囲気を変えて「特別編集」版として、東京23区の西のはずれ、杉並区を取り上げる。

都道府県レベルでも、市区町レベルでも、「街」というものは、かならず何らかの広く知られる「イメージ」をもたれる。
例えば葛飾区なら「下町風情」あたりか。
それが事実と合致していようが間違っていようが、「他所からだと〇〇区はなんとなくこのように見られている」というイメージがある。
この意味で、今回取り上げる杉並区は、「いくつものイメージで語られる」というなかなか珍しい地域だ。

ある人は「文化人が住んでいる」つまるところ、「高級住宅街」というイメージで杉並区を見ている。
だが同時に、ある人は「酔っ払いの巣窟」つまり、まあ「貧困地域」ではないにしても、
「変な場所。住みたくない」くらいのイメージで杉並区を語る人間もいる。

さて、最近杉並区を語る「何となくのイメージ」として「中央線」というものがクローズアップされている。
「中央線」とは、ここでは電車路線のことではなく、新宿から立川あたりまでの文化圏を指す言葉だ。
今後、本書ではカギカッコつきで「中央線」と表記した場合、
こちらの「文化圏としての中央線」を指すこととするので、ご混乱なきよう願いたい。

本書では、取材と各種統計データなどを利用して、こうした街にベッタリと張り付いたレッテルや傾向を検証し、
「やっぱりイメージどおりだった」であったり、「案外違っているかもね」などと検証していくのである。
この本一冊で、杉並区のすべてを語りつくせるわけでは決してない。
だが、理解の出発点にはなってくれるはずだ。