ガガガ文庫 神器少女は恋をするか？

著者名：手島史詞【著】/鉄豚【イラスト】

小学館（2014/03発売）

• ISBN：9784094514728

内容説明

セカイを救うかわりに、恋を教えてください。

突如、機械が感染し「思念暴走体」となって制御不能に陥る現象、「Ｍ．Ｏ．Ｅパンデミック（思念暴走感染症）」が蔓延し、戦闘機や核兵器までもが暴走する危険に晒されている現代。
　人類は文明を放棄するか、自ら作った機械によって滅ぶかという選択に迫られていた。
　そんなとき、神話の聖剣、神剣の超常的な力をもつ「神器少女」が現れ、人類は、唯一機械に対抗できる戦力を手にした――かに思えた。
　しかし、神器少女は突如この世界に命を授かり人化したため、世界を救う以前に「生きることに意味はあるのか」も分からない女の子たちで……。
　世界を救うためには、彼女たちに「生きる意味」を教えてあげなければならない！
　しかし、人生に迷う生まれたての少女達はどの娘も一筋縄ではいかない難ありの性格で……失敗すれば世界が滅ぶ学園ラブコメ、まずは友達からお願いします……！？

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

機械の感染暴走が日常化する世界で、幼馴染に片思いする主人公が、神剣の超常的な力を持つ神器少女たちに出会って、部活を通じて彼女たちの生きる意味を一緒に考えるというお話。これだけ書くと何の話だか訳わかりませんが、聖剣擬人化とか厨二的設定が満載です（苦笑）学園ラブコメで、前作とはかなり違う印象ですが、出てくる女の子たちはみんな可愛くて、主人公と不器用な神器少女たち、そして幼馴染との関係性がこのお話のテーマになっていきそうです。次巻以降幼馴染がどういう立ち位置になっていくのかが、ちょっと気になる終わり方でした。

2014/03/18

[いーたん]

面白かった・・・のかなぁ？テンポ良く読めた訳じゃない、なんとなく先の展開も読めた。挿絵もそんなに好みじゃない。だけど、次が気になる。気になってしまう。気になってしまった。ある意味負けた気がする。

2014/08/08

[まりも]

擬人化した聖剣に人生相談されながら厨二バトルをするお話。どこかで見たことあるような設定ですが非常に手堅くできているのは流石ですね。飛べない蝶と違い普通に学園ラブコメしていますがキャラが魅力的なのは前作と一緒かな。戦闘要素がオマケ程度にしか感じれなかったのが残念。とりあえずこのままちゃんと幼馴染エンドになるのかも含め今後の幼馴染の扱いは非常に気になるところです。

2014/03/20

[朝夜]

読了。普通ですね。神話の武器の擬人化美少女の自分探しみたいなものですか。あぁ､なんか世界の危機とかありましたね(ﾏﾃ 女ｷｬﾗは可愛かったけどそれくらいですかね… 新人さんかと思って作者を確認したら『お､おぅ』ってなりました(笑←

2014/03/24

[ドル箱]

手島新シリーズ感想。テーマは自分探し、根底は存在と私は読みました。ん～起承転結にあまり盛り上がりが無く、いくつもの小ネタを設定にして構成されてますが、ちょいと纏まり過ぎるところが目に映り、悪くはないがオリジナリティが感じられませんでした（私視点）手島が根底に書いている存在とはヒトならば「誰しも考える」事でもありましょう。それを書きたかった節も見える。次巻に手に出す気はあまり無いが、この物語のオチは読んでみたい気はします。どうしましょうかね～。これが時勢なのかは解らない。

2014/03/22