内容説明
「そしてまた 新しいことが起こるんだ 君にも 僕にも」光、風、水、空気、時間、変化と希望、進むべき方向、かすかだけど確実にそこにある救い――。撮り下ろしの写真と自選の詩による写真詩集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
89
写真が本当に美しい詩集。それを見るだけでも、手の取る価値がある。もちろん銀色さんの詩も素晴らしくて、読んだ後に深い余韻の残るものが多い。自選詩集なので他の本で読んだ詩もあったが、このように別の本にまとめられると、新たな魅力を感じることができた。銀色さんの詩は切ないものが多いが、それ以上に前を向いて新たな一歩を踏み出せる勇気を与えてくれる言葉が意外に多く、読んでいて励まされた。「じっとしてここで イヤなことばかり 思いうかべていたら 本当にこのままじゃない とにかく あてもなくても このドアを あけようよ」2017/06/04
masa@レビューお休み中
33
【再読】偶然は必然があるから際立つ。過去の作品である詩をランダムに掲載したこの詩集は、新たな写真を添えることにより、まったく別のものへと生まれ変わる。過去に触れたときには、何も感じなかった言葉が、今読むと生きた言葉として胸に飛びこんでくる。偶然…それは、何を意味するのだろうか。作り出した言葉も、写し出した光景も、その組み合わせも、すべて偶然だというのだろうか。偶然…一体全体どういうことなのか。それすらも判然としない。2012/06/10
masa@レビューお休み中
26
偶然は必然であり、必然は偶然である。まるで、時間旅行をしているような錯覚に捕らわれる。時間も空間も飛び越えて、淡い記憶や決して忘れることのできない思い出や泡のような儚い恋などが、次々に胸に去来する。そしてその感情は、過去のものではなく、今ここで起こっているようなリアルな感覚で胸をゆさぶる。この呼び起こされた感情のやり場をどうすればいいのだろうか…。過去の詩集から選んだ詩と、新たに撮った写真を組み合わせた写真詩集です。2012/02/12
ann
25
写真が本当に素敵。特に雨の日の写真が。気分によって解釈が変化する詩や散文はまず先入観なしで読むのが好き。2016/01/03
凛
7
全体的に明るくはないけれど、それが個人的にいいなと思いました。例えるなら夜明け前を彷徨っているような感覚。明るすぎる言葉の羅列よりなんだかホッとします。写真も個人的にすごく良く、またふとした時に読み返したいです。2024/04/04
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