かすいのできんぼーず

著者名：鈴木隆三

すばる舎（2013/12発売）

内容説明

「還暦過ぎて僧堂での修行生活へ」――一般社会（シャバ）の生活とは180度異なる暮らしを強いられることになった共同での修行生活。現代では宗門関係者しか知り得ない実態を分かりやすく、時に楽しく、また、時には哀愁を漂わせながら紹介していきます。
仏教のことなど何も知らなかったに等しい「前期高齢者」の著者が若い修行僧に交じってひたらすら仏道に邁進する、その涙ぐましい努力の数々をぜひライブ感覚で味わってください！

目次

実家のお寺を継ぐべく仏門へ
シャバの常識、お山の非常識
上山して十日後に下血でダウン
お寺らしからぬ「可睡齋」と、なぜ呼ばれるようになったのか
僧堂もいよいよグローバル化、〈青い目の修行僧〉上山！
ここらでもう一度、「お山」と「シャバ」の違いにズームイン！
台風十五号が直撃、樹齢二百年以上の大杉や白山堂が大被害
六十三歳を超えたというのに、成人病の進行が止まった！
知っておきたい仏教のスタンダードあれこれ
待ちに待った「送行」。叢林での修行からの旅立ち　ほか