内容説明
新米社長と落ちこぼれ魔女の営業活動！？
“穴”（ホール）と呼ばれる穴によって、異世界の怪物たちが現れるようになった世界。主人公の泉野原アカザは腕利きの“魔力持ち”（ユーザー）として活躍していたが、ある事件をキッカケに魔力をすべて封じられてしまう。
そこへ怪物退治を生業とする巨大民間企業“世界対策株式会社”の極東支社・最高経営責任者である高坂ゾフィーから、ある企業の社長にならないかと誘われる。今まで１人で異世界の怪物と戦ってきたアカザはその申し出を断ろうとするが、ゾフィーの提示してきた条件に心を動かされて、しぶしぶ申し出を引き受けることに。しかしアカザが社長として就任した企業・株式会社フライングウィッチは、他のグループ企業から疎まれている落ちこぼれの魔女たちが集まる会社だった。
初めて体験する会社での業務や社長職に翻弄されるアカザ。そんな時怪物がフライングウィッチの担当地域に出現したとの情報が入り、彼は部下を率いて初めての実践に向かうのだが・・・。美少女魔女を率いて怪物を討伐。そして会社の業績を上げろ！
新米社長と落ちこぼれ魔女たちが巻き起こすバトルファンタジー。
戦闘や魔法の損害は、経費で落とせますか？
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
13
世界観やキャラクターは作りこんでいると思うが文章に魅力がないのがマイナスですね。力を取り戻したい主人公と重たい過去を抱えたヒロインたちが一つの目的の為に協力し合うというシンプルな展開だっただけに物語が淡々と進んでいってしまい盛り上がりに欠けるのは否めないですね。あくまでも今回は顔見世が目的だからか掘り下げも不十分で色々足りないかなと思いました。次巻買うかは検討。2013/11/21
サキイカスルメ
10
好きだなぁ。綺麗なお話でした。ただ綺麗すぎて毒が足りなかったかな？魔女達が会社を設立して企業として働く世界で、元魔法使いのアカザが落ちこぼれ魔女企業の社長になるお話。基本的にバトルなども淡々と進んでいった印象です。半年の流れが速すぎたのかな、と。もう少しみんなの交流多めでもよかった気がします。というか、読みたかった。一つの目標を達成するのを一冊で書ききるには仕方なかったのかな。登場人物では主人公アカザとヒロインハルが好きですね。無自覚ラブラブは大変好みであります。他の子も可愛かったのですが今回は薄味でした2013/11/23
シュエパイ
9
ハロウィンな猫魔女さんの、「でてきてでてきて、パーティよ！」と歌いながら魔法を使うシーンが大好きなのです！（一番言いたかった） 幾つもの穴が開いた世界で、心に穴の開いた魔法使いたちが寄り添い、欠けたものを補い合う物語でした。雰囲気とかすごく好き。出来れば続巻では、猫魔女さんをメインに・・・！2013/11/24
R28
9
キャラクターや世界観などの設定や、話の流し方などは過不足はなかったのだが、文章表現が淡々としすぎていてちょっとボリュームと盛り上がりに欠ける感じ。児童文学のよう。ラノベなのだから、もう少し派手にライトにしてもいいかなと、感じた。会社経営的な視点は良かったのだが。キャラクターの絡みもだけど、全体的に淡泊な作風なんだよな。2013/11/22
しぇん
9
んー。設定とかは凝ってるんですが描写に抑揚が無かった感じです。ピンチも反撃の盛り上がりどころも淡々と進んでしまってる感じがしました。続きは、その月に他に買うものが無ければ買うかなぁという感じです。2013/11/18
