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内容説明
「いちばんあったかいのは2人でいること」世界で2番目にさむい街に住む、しっかり者のカラとお調子者のノム。2人は仲よしだけれど、何気ない日常の中でお互いの性格に、ときにイライラし、些細なことでけんかもしてしまう。それでも、トナカイやペンギンとの出会い、ノムの風邪などふとした出来事がきっかけとなり、カラとノムは一緒に生活していくために大切なことは何かを考えていく。隣にいる人を愛おしく思うきっかけは、きっと日常の片隅に転がっている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
25
世界で二番目に寒い街に住む、ノムとカラ。二人は、一年の大半が雪と氷で覆われた、この街しか知らない。夏は10日で春は3日くらいしかないこの街に住む二人は、4分の1ずつ天気が違う国があることを信じない。けれど二人は、そんな狭い世界の中だからこそ、触れられる愛情や手にすることのできる幸福を実感している。ライブラリに通うカラよりも、無知なノムがときに真実を口にすることからも、それはわかる。二人と出会うペンギンのエピソードが象徴的だ。(つづく)2018/10/20
吉田あや
16
春は3日、夏は10日。太陽は滅多に顔を出さず氷に包まれた街のはずれに住むしっかり者のカラと、お調子者のノム。短い春と夏の真ん中にやって来る"あまのじゃく"。いつまでも夜のこない夏の空。白フクロウの羽根でつくったおまもり。1年間の1/4ずつ気候が違う、そんな国があったらすごい幸せで毎日笑っちゃうねと言うノム。特別なことよりも毎日を丁寧に、感謝して、積み重ねていくこと。世界で2番目にさむい国のあったかいお話♡2013/09/07
ツキノ
7
再読。購入したとき帯に「すへての人たちへ送る愛の童話」と書いてあり、シュリンク(ビニール)かかっていたので、これは文章なのかとおもいきや漫画でした^^とてもかわいいおはなし。ぜひとも冬に読みたい。本棚整理中なので、これは図書館に寄贈しようかな。2013/01/19
れい
4
再読。なんだろう、心があったまる話が多い。何度か読み返してしまう。2015/05/05
むさみか
3
知らないところを探し続けるペンギンや ひとりぼっちの 天邪鬼との出会い 幸せとは何かを考えて 静かに生活する村人たち 世界で2番目にさむい街に住む男の子ふたり おこもりが幸せに思えてきます2020/04/20