ＭＦ文庫Ｊ ガールズ＆パンツァー ３

著者名：ひびき遊【著】/島田フミカネ【イラスト】/ガールズ＆パンツァー製作委員会【原作】

KADOKAWA（2013/09発売）

• ISBN：9784040683805

内容説明

私、武部沙織１６才、大洗女子学園２年生！　ついについに、決勝だよっ！　相手はみぽりんのお姉さん、まほさんの率いる黒森峰女学園！　私たちの戦車は八台なのに、あっちは二十台……、でもね、学校の存続がかかってる戦いだもん、絶対に負けられない！　大人気ハートフル・タンク・ストーリーノベライズ、完結編！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヨーイチ]

これにてテレビ放映分のノベライズ読了。二巻まではほぼアニメと同様だったのに、本巻では大分「裏話」が増えている。エピソードの展開で各キャラクターが微妙に印象が異なってくる場合があり、それはそれで面白い。皮肉なことにノベライズ版では端折られていた「外国趣味、パロディ」(と言っていいと思う)が一番のお気に入りだった気がする。自分なりに解釈すると、パンツァーの魅力とお国柄・歴史は切り離せないし、古めかしい各国のマーチも似合っている。「雪の進軍」なんて日清戦争時の軍歌がヌケヌケと使われている。続く

2018/04/11

[私的読書メモ3328]

最終巻。ここにきて、小説ならではの展開や設定が持ち込まれ、読んできた甲斐があったと思いました。決勝前夜の洗車ゲームでの練習パートは、実際の決勝を食ってしまうほどに力と分量が割かれていますが、楽しいので良し。本来は主要なサブキャラに留まる人物の視点から書ける範囲に徹しているため、あっさり気味でやや蚊帳の外にいる感はありますが、主人公が作品世界の中心ではない、というのはそれはそれで新鮮な味があり、面白く読めました。

2017/10/18