内容説明
王女様は三度結婚式を挙げる!?
クラファノ王国第六王女リリーネは、王女としての務めを果たすべく、清く正しく美しく育ってきた。国のために政略結婚するのも当然の務め、と隣国の第二王子ユーグに嫁ぐため、盛大な結婚式に心して臨んだ。
ところがユーグは駆け落ちしして逐電!
リリーネは取り繕い事態を収拾しようとしたが、式の様子を描くべく招聘された気鋭の宮廷画家アルヴェンが、まったく空気を読まずにさらなるトラブルを起こし…!?
天才だが変人のマエストロ・アルヴェンを相手に、リリーネの清く正しく美しい王女ライフははたしてどうなる!?
ロマンチック・ラブコメディ決定版!!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
27
すごく良かったです!結婚式で花婿に駆け落ちされた王女と天才だけど変人な画家が結婚するシチュエーションから面白かったです。変人っぷりを発揮しまくってたアルヴェンが読んでいくうちに、とても素敵なだんな様に!(笑)2013/05/02
U
25
面白かった!天の花嫁がそんなに好みでなかったので、手を出さずにいたのですけど読んで良かった〜。画家の絵狂いっぷりが良い。絵具のとことか。ミカがたいへん美味しい。王様はそんな急に今まで気に入りだった宮廷画家のこと嫌いだすなよ単純過ぎだろ……ユーグ王子はいっぺん殴られた方がいい、いったいこれのどこらへんに可愛さがあるんだ!という感じでリリーネ様本当にご苦労様である……。だからこそハッピーエンドで嬉しいです。あとなんかわりと宗教観のある話だったなあと思ったり。可愛いお話でした。改めて他の作品も読んでみたいな。2014/11/20
ぐっち
23
芸術家なヒーローの変人っぷりが楽しい!初夜のベッドに自画像を・・・のあたりはさすがにどうしようかと思いましたが、落ち着くところに落ち着いてよかったよかった。何気にミカがいいキャラだった。2016/03/10
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
19
変人天才画家と透明で自分のない王女の突然の結婚・・。現代的にはありえない結婚生活だとは思うけど昔の西洋ではありそう。ところどころ聖書の話しが出てくるのはさっぱり。二人が結婚することで二人が変わったから結果よかったんだろうな。2016/04/25
でんか
18
ふつうなかんじ。物語はよくできていて。山あり谷ありの面白いお話でした。ヒロインは姫で、一途な良い感じのお嬢さんです。ただ、ヒーローがあまりにも空気読めないキャラだったので、それがどうにも苦手でした。なんちゅうか振る舞いが頓珍漢な感じで。それを許せるヒロインが良い子なんでしょうな。 2017/12/10