ルルル文庫 アラビアンローズ2 ～ルゥルゥの不運～

著者名：深山くのえ【著】/増田メグミ【イラスト】

小学館（2013/05発売）

• ISBN：9784094521108

内容説明

踊り子ルゥルゥと大臣アーシファの運命の恋。

歓楽街で生まれ育った踊り子のルゥルゥ。色気がないという理由で踊り子団を首になった翌日、流しの踊り子として訪ねた店を出た途端なぜか殺されそうに。大臣を名乗るかっこいい男に救われ意外な運命に巻き込まれる！

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆり]

『舞姫恋風伝』シリーズが好きなのもあり深山さんの書かれる踊り子ヒロインはやっぱりいいな！と思いました。ルゥルゥの一人称で語られるお話し。頑張り屋でちょっと意地っ張りで甘え下手ののルゥルゥとさわやかにルゥルゥを口説きまくるアーシファがなかなかお似合いなのではと。アーシファが恋に落ちた理由が若干弱いかなと思いつつ安定の深山さん少女小説ときめきを補充できました。前作のキャラがほんの少し繋がっていたのも嬉しかった。

2017/06/06

[はる]

2014年7月8日再読ですー。 なんかい読んでも良いですね〜 深山くのえさんと増田メグミさんが好きだから買った作品なのでルゥルゥの切ない気持ちが伝わって。続きがあってもおかしくない終わり方だったのでないのが残念 肝心なところで行動に出ないアーシファに焦らされて終わりましたw あと、個人的にあとがきが好きなんですよ名前の意味とか分かって

2012/06/15

[朱音]

ベタなんだけど、その甘さがいい。ご都合主義でも、だからこそ安心して読める。それが深山クオリティだと思います。一人称で語られるルゥルゥは最高にかわいかった！！ただ……人物紹介や冒頭ですごくルゥルゥのことを「背が低い」「色気がない」「胸もない」と強調されていて、それを選ぶアーシファとやらはどんだけ特殊なのかと、いらぬ心配をしてしまったｗ

2009/04/07

[cgatocairb]

B主人公の逞しさに好感。育ってなくても、魅力的！王様親子の話が読みたい。

2013/08/31

[日下 未知亜]

【転記】くのえ先生作品としては、全体的に山がない感じ。話としてはまとまってるけどドラマチックさが足りない？　ルゥルゥは、本当は凄いところの出生なんじゃないか（貴族かなんかだから腕輪持ってるんじゃないかとか、父は船乗りになる前に身分を偽っていたんじゃないかとか、だから本当はアーシファより身分が高いんじゃないかとか）いろいろ深読みしてしまった（笑）いつも思うけど、くのえ作品の冒頭は、色彩から始まって次に音が聴こえて来て……映像を観てるみたいでいつも心地良い。イフタタナって街の名前も、踊ってるような感じで素敵

2009/05/06