内容説明
青春の墓場――これはミステリでは、ない?
ベースボール・フリークの藤井寺さんは、魔球を操った名投手・大鹿煙の孫娘。祖父を球史の闇に葬った「投手殺人事件」の真犯人を知るため、彼女と僕は熱海へ――。温泉、海、推理。あらゆる予想を裏切る不定形小説。
※※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヱロ本Gメン
4
面白かったが、推理ものなのか野球蘊蓄ものなのか中途半端。だからヒロイン藤井寺の存在感が薄い。きゅーちゃんや巨勢の方がトンがってる。続編が出ればまた印象は違うだろうが残念ながら…。今からでも続編出してくれんかのう。しかし菊名駅の乗り換えとか超ローカルネタで笑えた。あそこ昔はキセルし放題だったのよね。2017/08/06
Lunor_kssg
0
読了.そこそこ.コレを読む素養が足りなかった.この人の文章は淡々としてて分からないと盛り上がれないままだった.2013/11/16
スズマヨ
0
「めいたん」のひとのガガガ2作目。坂口安吾「投手殺人事件」を読んでて野球が好きだったらたぶんもっと面白いんだろうな~と思われる一作。隆慶一郎「影武者徳川家康」に対する荒山徹「徳川家康」的なかんじ?私は残念ながら坂口安吾も野球も不勉強なのですがそれでも楽しめました。驚くべき事にあとがきをみるにシリーズ化を前提に書かれていたらしい。まじかよ…… ガガガのこういう方向性はきらいじゃないので今からでも遅くないので続いて欲しいかなとおもいました。2013/11/10
kodamatsukimi
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坂口安吾『投手殺人事件』とかを下敷きにした野球小説なかんじのライトノベル 作者に力がないわけではないんだろうけれども 残念ながら駄目駄目 ガガガ文庫周辺のかたがたみなにいえるけれども 無理にライトノベルしなくても良いのでは 出版機会と売り上げの均衡というより 悪い面で小説が軽い2011/08/14
takustrq
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藤井寺球場跡地に行きたくなった。そして坂口安吾の元のを読みたい。とくに不連続殺人事件の改変?下ネタにはふいたので。すばらしき野球ポエム。2009/11/23