内容説明
文藝編集者として一時代を画した著者が、文士と編集者が最も密接であった頃をありのままに語る。文学愛好者・編集志望者必読の書。
目次
作家と編集者
対談・文藝雑誌とは何か(遠藤周作×大久保房男)
「三田文学」の遠藤編集長就任のいきさつ
佐藤春夫氏生誕百年
佐藤春夫氏と神奈川県
涎の出そうな文藝史資料―佐藤家から出て来た横光利一氏の手紙
佐藤春夫氏の鼻眼鏡
中学の大先輩―中谷孝雄氏
超・超俗の詩人―西脇順三郎先生の思い出
二人の藝術院会員―田中千禾夫氏と遠藤周作氏〔ほか〕
著者等紹介
大久保房男[オオクボフサオ]
大正10年9月1日紀州熊野に生る。三重県立津中学より慶應義塾大学国文科に進み、折口信夫に師事。学徒出陣で海軍予備学生となり、終戦により復学し、昭和21年9月卒業。同年11月講談社に入社し「群像」編集部に入る。30年より41年まで同誌編集長。著書に小説『海のまつりごと』(藝術選奨文部大臣新人賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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