ガガガ文庫 イメイザーの美術3 砂と星のあいだに（イラスト簡略版）

著者名：灰原とう【著】/太郎【イラスト】

小学館（2015/10発売）

• ISBN：9784094510928

内容説明

こんどキミのこと、絵に描いていい？

怪銃ケロピーを手に泥の洞窟を進む砂夜。囚われのアーニャ。命令を聞かないドロンコ大王に戸惑うドロイド。溶けてゆくコロイド……。王国の崩壊が迫っていた！　短編「冬のヨルガヲ」を含む、子どもたちの物語。

※※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あかふく]

すごい。二巻を9ヶ月前に読んでずいぶんたってしまっていたけれど、ようやく読んでとんでもない作品だとまた思った。児童画教室を中心としながら、雰囲気としてはかなり一般的な児童文学に近いところで書いているような感じ。9ヶ月の間に偶然児童画について勉強する機会があったので、その理論的な部分もまた溶かし方が面白く(フレーベルの名前が出たりラカンが参考にされていたりする)、それを物語に仕立てたところで必ずしも子供を使って風刺するのではなく、あくまでも物語のレベルでどうなるかが書かれていて、同じように

2013/06/24

[kwn]

相変わらず強度のある物語。ここまで強度があるのだから、小難しい理屈の部分をオミットし、完全に児童文学に振った方向でも読んでみたい。

2008/09/18