内容説明
『CODE-E』をオリジナルノベライズ!
接触テレパスである少女・澪は、幼なじみ・直弥と手をつなぐこともできない関係。友人以上、恋人未満のままで高校生活が終わってしまうのか? そんな未成熟な高校生たちで切り取った、あたたかな青春の一ページ。
※※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とち
23
伝わらないものは伝わらないから言葉にしよう、というテーマをドストレートに描いた恋愛物。そのテーマに、触れた相手の考えている事が分かってしまうTYPE-Eという能力者をメインに据えるところが面白い。ヒロイン澪とその幼なじみ直弥、2mの距離がとてももどかしく切ない。それだけに、ラストの全世界をジャックした告白の場面にはぐっときた。TVアニメCODE-EとMISSION-Eの間を繋ぐ話になっているのでアニメを見ていると一層楽しめます。光太郎と千波美のバカップルぶりも微笑ましくて良かった。2012/11/20
ソラ
5
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 電磁波を感知してしまう少女・澪は、人間の皮膚電流から思考まで読み取れる接触テレパス。接触すると相手の思考を否応なく読み取ってしまうため、極度に人に触れるのを恐れている。幼なじみ・直弥とは、手もつないだことがなく、友人以上・恋人未満の関係のままである。二人の距離は2メートル…。そんな二人の物語に、アニメ版でおなじみの人物たちが複雑な感情といっしょに絡み合い、いつもと変わらないはずの高校生活に変化をもたらせていく…。2008/07/29
ソラ
4
【読了】D まさか17年前に読んでいたとは…。全く覚えてなかった。途中読んでてとてももどかしい気持ちにさせられたなぁ(これが良い味を出してくるのだが)2025/01/23
1_k
4
アニメは未見。それでも十分楽しめた。榊先生すげえ、文章も展開も神がかっている。地味な内容なのに、読ませる。まさに王者の風格。が、これ本当に2008年出版の本なの? 今風のケレン味や派手さが皆無で、妙にキャラ設定もリアルで地に足が付いている。80年代のSF風ジュブナイルといった感じの古臭さ。別に嫌いではないけれど、これを出せるのがガガガのガガガたるところ。2011/12/02
草薙香里
3
榊さんの作品だから凄く面白いのは望んで無くて、そこそこで良かったんだけど、良い意味で期待を裏切られました。いつかメッセージが届くと良いな。2012/06/29