ガガガ文庫<br> 花咲けるエリアルフォース

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ガガガ文庫
花咲けるエリアルフォース

  • ISBN:9784094512571

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内容説明

桜は舞い散り、少女と少年は戦空を生きる。

戦争で街を焼かれ、家も学校もみんな失ったぼく。東京の中学校に転校する当日、ぼくを迎えに来たのは、なぜか――桜色に輝く不思議な飛行兵器と、そのパイロットの少女、桜子だった。

「おまえを徴兵する」
「乗れ。おまえの翼だ」

 桜とリンクした特殊な戦闘機の適合者として選ばれたぼくは、桜子とともにその超兵器《桜花》のパイロットとなり、色気過多の先輩や、レディース上がりの凶暴な空母艦長に囲まれ、新しい学校生活と、災難続きの訓練と、そして激化する戦争に否応なく巻き込まれていく……。

 『神様のメモ帳』、『さよならピアノソナタ』、『剣の女王と烙印の仔』など多くの人気作を執筆し、『このライトノベルがすごい!』の著者部門で5位にランクインする杉井光の渾身のオリジナル新作。

イラストは『機巧少女(マシンドール)は傷つかない』『ムシウタ』などの、るろおが担当。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

51
いい意味で物語的にもドラマ的にも起伏の少ない静的な美しさを感じる作品。2011/02/21

謡遥

25
杉井光の一冊完結はあまり見ない。読了。皇女の設定であの性格とかどこの私立探偵なのよ、とか思わなくもない。ばあちゃんからもっと天皇様の話を聞こうかね。少し長編で書いてほしい設定の細かいところがあったが、戦争の話でこれでもかというほど重いので、まあいいかなとか思いました。2013/08/25

Yobata

24
四月八日、皇国と民国に分かれていた日本で内乱が始まり,それと同時に桜が絶滅した。そんな桜に思いを馳せていた仁川佑樹は桜子という少女に連れられ桜とリンクした戦闘機《桜花》に乗る事に…。主人公の鈍感,ヒロイン桜子のツン照れ,変態多数と安心の杉井さんクオリティのキャラだったね。単巻だから致し方ないのかもしれないけど、もう少し絡みが欲しかったかなw?桜子の照れがもう少し見たかったw桜に接続して戦闘機を動かす設定はなかなか面白かったけど、記憶の共有に停止した時間の狭間に閉じ込められるといった切なさも→2015/07/13

コリ

17
バッドエンドではないけれどハッピーエンドでもない。読後感はとにかく切ない。終始緊張気味の空気が漂うが、所々に描かれるクラスメイトとの交流風景やパイロット同士のやり取りが物語全体のバランスを丁度良く保っているなぁと思った。るろお先生の挿絵効果もあって儚さが倍増だった…。最後に印象に残ったセリフを。『―――靖国で逢おう』 2011/02/23

東西

15
1巻で終わるのがもったいない設定にキャラ達 後半もページ数が残り少なくなっても、驚かせる展開を持ってきて、最後まで楽しめた まぁ、博士が敵の手に落ちていて、その娘で…と言ったら、ある意味お約束だが…悲しい最後 お話的にここから逆転していくとかいう話でもないから、これで完結なんだよね…2013/12/31

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