内容説明
時間商人VS.時間盗賊
不老不死を必要とする者の前に、時間商人の助手は白い猫を連れて現れる。自分の寿命か金銭を支払えば、トキタは顧客に特別な10年間を提供する。それは老いず、怪我や病気をせず、絶対に死ぬことのない「期間限定の不老不死」。
時間商人トキタのもとに、カナタの姉ハルカから連絡が入る。
「時間盗賊が動き出した」
有無を言わさず相手の寿命を奪う――それが、時間盗賊。
「……キザミですか。確か、長らく活動していなかったのでは?」
「寿命のストックが尽きたと見える」
時間商人の事務所があるビルの別フロアに、若い男女二人組が引っ越してくる。いかにも軽薄な冬彦と、その保護者のような夏枝。トキタのことを知ったふうなふたりを見て、カナタは疑問を抱く。
「近い将来、夏枝さんを不老不死にするわけですか。もしくは冬彦さん?」
「それは違う」
「んん? おふたりは、どんなお仕事をしてるんですか?」
「彼らの仕事は、追うことだ」
トキタが貯め込んだ寿命を奪うべく、ワナをしかけるキザミ。
カナタにちょっかいを出そうとする冬彦。
関係は交錯し、トキタとカナタに、選択の時が迫る。
死か、愛か。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タカユキ
4
なんか異能サスペンス風。3巻までとは雰囲気違うけどコレはコレで。やけにキレイな締め方だったけど…完結なの?3巻までのノリでもっと続いてほしいんだけど。2010/10/21
竹花 樒 - Shikimi Takehana
3
これはとてもラブい。面白かったけれど「時間の民」サイドの話が異能モノになってしまったのはまぁ仕方ないんだろうなと思いました。そのかわり、丁寧なカナタの心理描写はじっくり読めてしあわせ。「時間商人」と「時間盗賊」の対立軸によって「時間の民」を巡る世界観がこれまでより一層深く描写されたとともに、それによって「人間」と深い関係を築けないでいたカナタの懊悩が、今までの挿話で小出しに語られてきた表情と繋がって迫るものがありました。今までのスリルはなかったけれど、カナタを巡る関係性に一区切りついた、楽しいお話でした。2010/10/20
kanon
2
今回は、なかなか感情を表に出さないトキタさんがいろいろと喋ってておぉーという感じでした。それと冬彦さん結構好きでした。一日一時間にするからって、それは何か根本的に間違ってますよ(笑)。2012/01/20
Luna
1
今巻で最終巻なのかな?ふらっと読み始めたけど、寂しいな。今回は時間盗賊キザミとの闘い。まさかの里緒が大活躍でうれしい!安定のカナタとの絡みにニヤニヤ笑 トキタさんとカナタにもニヤニヤ笑 ところでトキタさんとカナタって歳の差どのくらいなんだろう…←2013/10/14
ミノル
1
皆さんのコメで初めて知ったんですけど、最終巻なんですかこれ!? 終わってしまうのはすごく淋しいです。 トキタとカナタ、やっぱりすごくナイスカップルだと思う。トキタが死なないで良かった(^^) 里緒さんが再登場してくれたのが嬉しかったです! 彼女の夫ってやっぱり・・・(^^) あと、時間の民の話をもうちょっと詳しく知りたいなぁ。 不老不死だと妊娠できないんだよね、どうやって生まれてるんだ彼らは・・・? 2011/04/04
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- 月刊#さえ沼 vol.02 のぞき見。