内容説明
「オサヤマの味方です」トキタは不敵に笑う。
寿命か莫大な金銭と引き替えに10年間の不老不死を売る時間商人トキタ。契約を求めるは世界経済に影響力をもつ大企業のドン、余命5年を宣告された女性の恋人……。そして助手のカナタが辿りついた公園の亀と謎?
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる*
4
時間商人の客を描くことに終始していた前巻に対して、今回は時間が止まるということが淡々と書かれてた気がします。それにカナタがすごく出てきましたねぇ。いづれトキタの本性に迫っていくんでしょうか…。2009/09/19
むつぞー
4
ラストへのまとめ方が相変わらず上手くって!時間を止めるということをしみじみ考えてしまいます。今回時間商人側の話があったけど、ここ少し気になるな~。もっと読みたいような、人間側のドラマだけでもいいし…2009/04/06
秋庭誠
2
C+ 再読。一巻三巻の再読で二巻に戻ったけど、内容覚えてなかった…。二巻は「ガン」を巡る巻でした。四話のカナタの独白のようなものは…、どう解釈すればいいんだろうか。カナタもトキタも元は「普通の」人間で、ある手段によって不老不死になったということなのかな。2014/12/06
秋庭誠
2
時間商人シリーズ2巻目。なるほど、全ての話が時間の流れとは違うのね。エピログプロローグの「佐原さん」は女のほうで予想外。6ページに登場人物一覧(?)が載ってるけど、名字まで書かないのはずるいと思う。 この作者、技とかどうか知らないけど、あとがきは妙に真面目に書くから、毎回楽しみだったりする。2013/03/02
道化
2
全体のまとまりはあるけれど、ひとつひとつのお話に魅力が薄い気がしてしまいます。前巻よりも無駄な描写が多くて途中でくじけそうになりました。2010/10/30