内容説明
自分本位の生き方へのテーゼから、「私」ではなく「我ら」のための祈りのあり方を説く入門書。
「私たちの心は、本当に自分中心で、人をねたみ、恨み、憎しみ、一日として人を責めない日のない、情けない状態にあるのではないだろうか」。だからこそ「主の祈り」や「神との対話」が大切であると説く、著者が心をこめた生き方の解説書であり、入門書になり得る随筆集。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「妻を語る」のエッセイを収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
52
祈りに関するエッセイで、色々深いなと思わされます。苦しいときなど祈りますが、その祈りの中でふっと安心を得られるような気持ちになります。この本でも祈りの中でふっと平安が与えられることを優しい言葉で書き、祈りとは何かという本質をわかりやすく語っています。主の祈りや神と対話することの大切さをも気づかせてくれる、まさに祈りの入門の本と言えるでしょう。クリスチャンなら当たり前のように知っている言葉もより深く語っているので、自分を見つめ直すきっかけにもなりました。様々なことが糧になるんですね。2014/07/31
Gatsby
24
「祈り」をテーマにしたエッセイ。昨年の父の死の後にこの本の中の言葉に出会った。その時以来、この本全体を読みたいと思っていたのだが、なかなか文庫本が手に入らず今になった。「真に人の死を惜しむのであれば、その死をきっかけに、人生で最も大切な魂の問題に立ち向かって、何ものかをつかむのが本当の意味での命を惜しむということではないだろうか。…一人の死によって、自分が大きく変わるのが、本当に人の死を悼むことになるであろう。」父の死以来、私は何度もこの言葉をかみしめている。人生について考えさせられる本である。2012/02/21
さつき
2
学びとして見ようとする人にしか学びは出来ない事だし、奇跡を信じる人にしか奇跡は起こらないって事なんじゃないかと。偶然の出来事だって認識する人にとっては奇跡は唯の出来事でしかないし、全てが奇跡だって信じる人にとっては唯の出来事も得難い奇跡の塊に成る。祈ったり信じたりする事で、そういう感動に気付き易くは成るだろうし、様々な出来事を糧に出来るし、ポジティブに善く生きる事が出来るだろうな、とは思う。2013/12/11
えぬ井
2
「祈り」についてのエッセイ。信仰があるなしに関わらず、よりよく日日を生きるヒントが見つかる一冊。2013/03/25
epitaph3
2
祈りの教科書。 2008/09/13
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