黒薔薇のサブロ

著者名：内藤隆【漫画】/小池倫太郎【原作】

バンダイナムコアーツ（2012/11発売）

• ISBN：9784048992169

内容説明

「誰にも愛されず全てに裏切られ絶望して死ね！」狡猾、残忍、豪胆な詭弁家・「悪党」黒星公サブロは誰にも愛されない自分を呪い、憎悪を募らせ、その知略で人々を陥れ、王冠を、世の中のすべてを手に入れていく。その横にたたずむ性別をもたない人造生命・トコの瞳はなにを写す――？戦国ダークファンタジー！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[古槍新垢]

百目の騎士の実質的な打ち切りに打ち震えていた俺大歓喜。シェイクスピアの荘厳さと中二感を上手くアレンジして見事なピカレスク漫画へ昇華されている。武装騎、黒星と百目のかっこよさは半端ない。リチャード三世の時点で長くは続けられないだろうし、アレなエンドなのはわかってたけど、トコのおかげで良い余韻に浸れた。もういっそのこと次もシェイクスピアをモチーフにしつつ同世界観でやってほしい。マクベスとか。ピカレスクだけど、ヒーローにはなり得ない、そこがいい。

2011/03/05

[クェーサー]

帯の逆かな『サブロ！君の気持ちはわからないでもない。けど同情はしない』 滅びゆくサブロと、最後までただ寄り添うトコは何やら美しかった。

2011/09/14

[かすてら]

百目の騎士の人って最後まで読んで初めて気付いた。再開は・・・ないんだよねぇ。。

2011/06/19

[オルサ]

一巻物ながら、かなり引き込まれた。画に関しては、なによりこの顔芸…表情の豊富さに圧倒される。素晴らしい表現力。あとトコのコスプレ芸ｗ　サブロの終わり方はなんとも呪い通りになってしまったのだろうか…トコにはどう見えていたのか…は首を持ち去った場面が、すべてを物語っているのですかね。百目の騎士は未読なので、興味でました。

2011/03/30