内容説明
私はネコである。名前はあるが、きっかり十年前の今日、かつての恋人がそう呼んでから、私はずいぶんと長くネコである。その頃はやっていた、猫の声が聖歌をうたう音楽などを流し、ふたりおかしんでいると、恋人は冗談まじりに、ネコよ、と私の頭を撫でつけた。
私はとっさに、にゃあ、とないた。
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